壁の素材の選び方 ④タイル

壁は床と並んで家の中で大きな面積を占める部分。そこがどんな素材でどんな色柄なのかは、思った以上に私たちに影響を与えています。そこでどんな壁の種類があり、それぞれどんな特徴があるのかをシリーズでご紹介したいと思います!リフォーム、リノベーションの参考にして下さいね。

シリーズ第四回目はタイル!

メリットは?

タイルはご存知のように水や汚れに強いので基本的には水廻りに適しています。ただし吸水率の違いによって、外部では使えないものや室内インテリア用タイルもあります。

またタイルは内装に使うと存在感と高級感が出ます。1cm前後の厚みが陰影をつくり、美しい光沢、ざらっとした質感、はたまた柄もの、小さなタイルを寄せ集めたモザイクタイルetc.…と多彩な色柄もタイルの魅力です。

何はともあれ、見ていただきましょう!

 

水廻り/浴室

ユニットバスが入らない変形の間取りや、こだわりの空間を作りたい方にはタイルを使った在来工法になります。自由な形、好きな色柄で空間を作れます。

お好きなタイルでデザイン出来るのも楽しいもの!

足がひんやりしにくい床タイルもあるので、気密性を高めたり浴室暖房をつけることで在来工法でも寒くない浴室を作りましょう。

 

 

水廻り/キッチン

主流はキッチンパネルですが、タイルも良いものです。心配な目地のカビや汚れですが、抗菌、防カビの目地材を使いますので(もちろんそれなりのお手入れは必要ですが)維持はできます。

I様邸はあえて細かいモザイクタイルに。目地は多いですが、これなら汚れがついても目立ちにくい逆転の発想。

ちなみにキッチンパネルとはこちら。90センチ巾ごとに細い目地は入りますが、ツルリと拭けてお手入れは確かに楽。(手前のカウンター壁はタイルです)

E様邸では真っ白いタイルですが目地をダークにして汚れ防止。

こちらはキッチンには珍しく石っぽいタイルを目地なしで採用。サンプルを実際に見て頂き、比較的拭き取りやすい素材でお選び頂きました。ヨーロッパで暮らしたこともあるI様らしい選択です。

 

 

水廻り/トイレ

壁の一面にシックなダークブラウンのタイルを貼りました。天井も暗い色なので落ち着くトイレです。

I様邸では一部にブルー系のモザイクタイルを使って爽やかに。

M様邸ではエキゾチックな雰囲気のコラベル。色と比率はM様自身が選ばれました。トイレは一日に何度も使いますし壁との距離が近いので、お気に入りの柄、質感、触り心地のものを選んで楽しみましょう!

 

 

部屋の内装に使うタイル 

壁の一面こげ茶のタイルを貼りました。部屋のアクセントとしてはクロスでも同じような効果は得られますが、近づいた時の質感は本物ならでは。

 

対面キッチンの壁を味付けして、リビングのインテリアのポイントにすることも多いです。こんな風にキッチン内部はパネルにして、外側にタイルを使う手もあり!

T様邸のアクセントはブリック調(外壁に使われるようなレンガ風)タイル。あとで説明しますがLIXILのエコカラットを採用しています。

 

玄関を入った正面にタイルを貼ったのはH様。お気に入りのコンソールとセットで完結するインテリア。

天井の壁際に仕込んだ間接照明でタイルの陰影が引き立ちます

 

I様邸の洗面室には焼きムラが美しいターコイズブルーのタイル。輸入のタイルで一枚一枚表情も違います。造作洗面台の正面はいくらお手入れが楽とはいえ全面パネルは味気ない。造作洗面こそタイル、おすすめです!

水ハネの心配のある場所だけでも良いですね。

 

 

LIXIL エコカラットプラス

室内で使うタイルに、調湿、シックハウスの原因となる有害物質を吸着&低減、脱臭などの機能を持たせたのがエコカラットプラス。従来のエコカラットは吸水性があったのでトイレや洗面には不向きでしたが、今は水をはじく素材に変わり水廻りにも可能になりました。

玄関の正面にエコカラット。真ん中に間接照明の入ったニッチを設けました。

エントランスに高級感が増し、玄関のにおい消しにも一役買ってくれます。

こちらも玄関正面。タイル壁に絵を飾りたいときは釘穴を開けずに飾れるピクチャーレールと一緒に使うのがおすすめです。

 

Y様邸のトイレは入って右側が一面エコカラットプラス。トイレは小さな空間なので脱臭の効果も感じやすい。

エコカラットプラスは色柄質感も様々。意匠と機能を兼ねたアクセントとしていかがでしょうか。

(LIXILのHPより)

 

目地について

タイルには目地のある貼り方と、目地がない突きつけの貼り方があります。目地のある場合、目地の色によって印象がガラッと変わるんですよ。

清潔感があって優しい印象の白い目地

タイルの形が強調されてハッキリした男らしいインテリアに似合う濃いグレー目地。

同じタイルでも貼り方の違いでこんなに違ったり!

(上記3つはサンワカンパニーカタログより)

 

デメリットは?

やはり気になるのは目地のお手入れ。でも今は防カビ・抗菌の目地を使いますので、小まめなお手入れが苦ではない方ならきっときれいにお使い頂けます。これはどんな素材も一緒です。

お手入れに自信がない方は大きめのタイルを選べば目地の量が減りますし、目地の色を濃い目にするのもひとつ。また、水廻りはパネルにしてインテリアとして内装に使って楽しんでも良いと思います。

珪藻土などの塗り物と同じくタイルも湿式工法。現場で下地を塗って、貼って、乾かす。別の日に目地を入れて、また乾かす。ということでクロス等に比べて工期がかかります。コストは選ぶタイルにもより変わります。

また使うタイルの重さや面積により下地が問われるので、あらかじめご相談が必要です。

また特性上割れやすい素材ですから、あとからお施主さまが釘を打ったりできません。コンセントの位置を目地に合わせる必要があったりパイプやフックを付ける予定がある場合は早めに計画しておきましょう!

 

こうして写真を集めてみて、あらためてタイルの魅力に気づかされました。マスターアートでは国内メーカーだけでなく、安く仕入れられる輸入メーカーからもサンプルを取り寄せてお客様と一緒に選んでいます。

というわけで今回はお部屋がぐぐっと素敵になる素材、タイルのご紹介でした!

 

壁の素材シリーズ、残りは⑤その他の壁です。お楽しみに!

①ビニールクロス

②塗装

③珪藻土、漆喰

④タイル

⑤その他の壁

 

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