DIYは達人級!S様邸の戸建てリフォーム① ~床下の補強編~

ブログをご無沙汰していた間に季節はすっかり梅雨…
いろいろな紫陽花を眺めるのは楽しいものです。

 

さて今回は、先日お引渡しさせて頂いた大規模な戸建てリフォームのご紹介です。

マスターアートからも近い吉祥寺で、築35年の戸建てリフォームを計画されたS様夫妻。ご自宅の隣が売りに出たのをきっかけに購入され、将来的にご両親が住めるようにするという計画です。

内部は懐かしい昭和の重厚感が感じられる住まい。デザイン面もさることながら、戸建ては建物の構造が大事ですよね。今回は特に心配されていた床下の補強をしつつ、キッチンや浴室など古い設備を一新して、ご両親が安全に快適に暮らせる家にリニューアルします。

 

建築当時はまだベタ基礎が主流ではありませんでしたから、土の上に直に束が立ち、1Fの床を支えている構造と思われます。湿気が影響しているのか、歩くと床がふかふかと沈む場所がありました。

今回は床下の補強工事に伴い、S様ご自身で床下にゼオライトを敷き込むご提案を頂きました。実はS様夫妻、家づくりも初めてではなく、沢山のノウハウや経験をお持ちのDIYの達人だったのです!網戸張りや門扉の戸車交換、お庭の木の解体などお手のもの。業者さんが入ったかのような丁寧なお仕事ぶりに私たちも驚かされました。

ちなみにゼオライトとは小さな白い砂利のようなもので、ホームセンターの園芸コーナーでも売られています。多孔質の鉱物で、炭のように調湿機能があります。

それをこのような手順で敷き込んでいきました。

①もとの床下…やはり北側の床下ほど湿気がありましたが、土台はしっかりしていました。

 

②まずは土台に防蟻剤を塗っていきます

 

③お次は床下に防湿シートを敷きこみます

手際もよく息もぴったりなお2人!

 

④その上にゼオライトを敷き、さらに根太の間には断熱材も入れて行きます

38㎡ほどの面積に敷きこんだ量は30袋以上!今回これだけのことを施すことで、湿り気のあった床下がさらっとした空気に。住み始めてからの安心感と気持ち良さにつながりますよね。

 

こんな風にお客様も一緒に参加されつつ創っていったS様邸。お隣ですので、いつもより密にお施主さまとお会いできる現場でした。

引き続きお伝えしたいと思います!

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