終の棲家~暮らしがスタートしてから~
2023年初めての投稿!たいへんご無沙汰してしまいました。
おかげ様でマスターアートは現場で忙しい日々を送っております。間が空いてしまいましたが、まずは予告していたK様邸の暮らしがスタートしてからの住まいの様子をご紹介です。
BEFOREはぜひ前回のブログをご覧くださいね。
LDK
ダイニング部分にはK様邸を象徴する丸いテーブルがすっきりとひとつ。お子様やお孫さん達が来る時は広げて大きなテーブルになります。
昼間は間仕切り扉を開けて、広々と過ごされています。
洋室
奥の洋室はご主人の寝室でもあります。タタミベッドの下には布団が収納されています。エアコンもこちらの部屋に付けたので、夜間もムダなく使えますね。
リビングには素敵な一角が出来ていました。ご家族の写真や旅の思い出、散歩の途中で見つけたかわいい葉っぱ…奥様の好きな小さなものがぎゅっと集まっています。
リビングのドアを開けた正面なので通路でもあり、配置的にソファやTVは置けない場所。一見ムダな空間なようですが、家の中にはどこかにこんな「余白」があっても良いんじゃないかな、と思うのです。
和洋室
元和室の床は和の雰囲気とも合うテキスタイルフロアーにしました。素材はポリエステルの繊維を編み込んだもので、汚れにも強く、あたたかみのある風合いです。
押入や入口の引き戸はふすまから木製に。元の木部は濃い色で塗装して和モダンな雰囲気に。
こちらの部屋は奥様の寝室として使いますが、お二人の使うPCデスクも置かれています。
キッチン
お次はキッチン。K様邸は全体的にシンプルな内装ですが、ここだけはフロアータイルで市松模様。アクセントが効いています。
K様のご希望は「見渡せる収納」でした。ストックやお皿など買っておいたのに仕舞って忘れてしまう事、よくありますよね。すべてを見渡せれば管理も楽でムダも減ります。キッチン並びの棚は浅く作りました(16㎝程度)。調味料類、カトラリーなどを置かれています。
リビング側の収納は家電や大皿も置けるように奥行45㎝、30㎝の棚に。すべて可動棚なので好きな位置に替えられます。ゴミ箱は別の場所に置かれるとの事でした。
私はホコリの方が気になるわ、という方は扉で閉じるのも良いですし、K様のようになるべく日々使うものだけにして見える収納、こんな形もありだと思います。
本棚
洗面室引き戸のうしろにある本棚にはご主人の本や書類。まだ余白がありますね。
以上K様邸リノベーション、お住まい後編でした!
K様邸は長くお持ちのものを使ったシンプルなしつらえがとても素敵でした。古い照明や家具が空間になじんで、リノベーション直後なのにほっとくつろげる雰囲気はその辺りから来ているのかな、と思います。
そしてご夫婦のエリア分けがお上手!引っ越しをきっかけにお互いに部屋(エリア)が出来たけれど、完全に閉じることなくゆるやかにつながっています。
収納面でのエリア分けも上手くなされていました。K様はプランの段階から物の分量を把握し、何をどこに仕舞うか計画されていました。お互いの私物は場所を決めてそれぞれが管理する。共有のものは何を手放すかで意見の分かれる時もあったと聞きますが、お二人でよくお話合いをされていた印象です。きちんとコミュニケーションを取ること、それも成功の秘訣ですね。
終の棲家を快適に、安心して過ごすヒントがたくさん詰まったK様邸、私たちも参考になることがたくさんでした。
あらためまして快くお住まいを見せて頂いたK様に感謝いたします。ありがとうございました!