キッチンメーカー、どうやって決めますか?①
少し前の話になりますが、2週連続でキッチンリフォームを
させていただきました!
どちらもクローズされたキッチンでしたのでリビング・ダイニングへの影響が少ない、いわゆる「素取替え」のリフォームです。
とはいえ
配管の経路
食洗機のある、なし
排気フードのつなぎ方
壁の素材は何にする?
収納をどうする?
などなど、色々なチェックが必要です。
そして何より「素取替え」だからこそ以前のキッチンより使いやすく、立つことが楽しくなるように!
と思いながらご提案しています。
それでは早速ご紹介。
【BEFORE】
ご覧の通りまだ新しく、質の良いキッチン。
でも食洗機の使い勝手が悪いことがご不満で、コンロをIHにされたい希望がありました。
背面収納がたっぷりあるものの、スリムな食器棚を置かれゴミ箱も外に出ていました。
そこに使いづらさが隠れているはず!
【AFTER】
このような形に
すっきりと薄い天板が特徴のTOTOのTHE クラッソを選ばれました。
背面収納はこのようにリニューアル。
右側に幅45センチのトール収納を設けたので、食器棚をリビングに移すことができました。
炊飯器は引き出し式の家電収納の中に収め、よそったものを置くスペースも確保。
ご主人様もお料理をなさるので、あまり腰をかがめなくても良いように高めの天板にしています。
ゴミ箱スペースも作ったので、もう足元に出ることもありませんね。
こんな時、どうやってキッチンのメーカーを決めるの?と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
今回は現場調査のあとで、3つのメーカーをご提案させて頂きました。
ポイントは
★もともと高いグレードのキッチンでしたので、同レベルになるように
★リビングでも質の良いシックな木製家具をお使いでしたので、鋼質なものより家具的なフェイスのもの
★そして一番はこちら!
元々の排水口がディスポーザー(排水口の下の生ゴミ処理機)仕様になっていたので、それに対応出来ること。
メーカーによってはディスポーザーであることにより、排水溝の形状や扉に制限があります。
以上を加味して3メーカーを選び、まずはカタログでご覧いただきました。
海外出張もあるお忙しいE様。
まずはカタログで吟味して頂いてTOTOに決めてからショールームをご案内しました。
(もちろん2~3社見比べたい…というお客様にはそのように致します)
ちなみにTHEクラッソは、ディスポーザー対応はシンクの下が開き扉のみでした(*リフォーム当時)。
でもE様にとっての優先順位は 引き出し < 除菌水 だったとのこと。
そこをご自身で対話していただき、選択していただくことが大切です。
ながい間自営のお仕事をされてきましたが、そろそろ引退して
ご夫婦でゆっくり過ごすことにシフトして行きたい。
そんな風におっしゃっていたE様。
そのためには「食」の充実、そして
「立つことが嬉しい使い勝手の良いキッチン」
が必要だったのですね。
そのためならば、築浅であってもリフォームの意義は大きいのではないでしょうか。
はじめは元々のキッチンが素敵だったので、交換することによってちゃんとご満足いただけるだろうか?と心配もありましたが、キッチンは小宇宙!
目に見える大きなこと(扉や天板が変わること)以外にも
収納、収まり、工事の方法、工事中のご不便を減らすことetc.
が差となり現れるはず。
そこに、マスターアートを選んでいただける理由があるといいな…
と思っています。