リビングの一角が収納たっぷりの寝室コーナーに

先日まで黄金色に輝いていたイチョウも今はすっかり枯れ木に。

今年も青空とのコントラストがまぶしくて、見かけるたびに楽しませてもらいました。

さて今年も残すところ2週間。まだアップしていなかった今年の事例をあわててアップしていきたいと思います!まずは年初に工事をさせて頂いたK様邸から。

 

築45年のマンションにお住まいのK様は3人家族。以下、工事当時のBLOGから…

はじめは内装を新しくして収納を機能的にされたいとのご相談でした。
しかしK様の中に何割かあった配管への不安…

私たちにとっても判断に揺れる状況でした。
浴室やキッチンはまだ交換の時期ではない。
でも仮住まいをしていただくような今回のリフォームが配管更新の最大のチャンス。
ご予算をどこに配分するのがお客様にとってご満足につながるのか…

毎回ここは真剣に考えます。
同じような条件の住まいでも、お客様のライフプランによって配管更新の「ベストな時期」はそれぞれだと思うからです。でも、決して後で「こうしておけば良かった!」とならないように。

そこを探してできるだけの工夫をさせていただきました。
キッチンとユニットバスは既存のまま、出来る限り管を新しくする。

まだ新しいトイレは再利用。洗面化粧台は水栓の不具合もあったので新しく。ご予算は収納、内装の取捨選択で調整させていただきました。

今回は配管更新も、収納も、居住性も!叶うリフォームになるのでは…と思います。

 

結論から申しますと、当初のご予算に近い範囲で配管更新も収納も内装も、叶えることが出来ました。それではご紹介です!

 

隣にあった和室をリビングと一体化したことで窓側の間口が広がり、開放感と明るさがアップしました。

 

【BEFORE】真ん中で仕切られていた壁とふすまを取り払い

 

【AFTER】ワイドスパンのリビングに!

 

寝室はどこになったかというと、このグレーのついたての後ろです。

この壁のうしろにベッド1台分のスペースがあります。空気が循環するようにスリット(細長い穴)を開けました。

白い扉はすべて壁面収納。今まで置き家具に入っていたもの、和室奥の納戸にあったものもここに。家具の色や凹凸が見えなくなるので、すっきり明るい印象になります。

天井まであるので収納量もなかなかのもの!

さらに奥にはこんな棚や…

こんな棚も。

生活雑貨やアルバム・書籍など、奥行きに応じて収納して頂けますし、ふだんはロールスクリーンで隠すことも出来ます。

 

厳密に言えば「部屋」ではないのですが、ついたての内側に入ってしまえば自分だけの空間。十分くつろいで頂ける寝室コーナーが出来ました。とはいえTVの音や明かりも筒抜けですので、家族で一番最後まで起きている方のスペースとしておススメします。

 

この上品なグレージュの壁、廊下からつながっています。

玄関~廊下の表情もシックになりました。

 

洗面脱衣室。

洗面台を交換。そして小さな工夫ですが、パイプをたくさん付けさせて頂きました!洗濯機の上はバスタオル用。奥に見えるパイプはバスマットや洗剤ボトル、下にはお風呂用のスリッパをかけたり!

このアイデアはもともと奥様が突っ張り棒でされていたのをそのまま頂きました(マネしたいですよね!)。奥様、ちょっとしたスキマを工夫するのがお上手なのです。

お嬢様の部屋にも本棚を造作。お仕事柄書籍が多いので、頑丈に造りました。

 

いかがでしたでしょうか。

配管更新で安心感を、収納の充実でスッキリを、ついたて壁で居心地の良い空間を。

どれも諦めることなく着地できたのでは…と思っています。

リフォームって、金額の目安は分かりにくいもの。そんな中覚悟を決めてお声がけ頂いたお客様の願いが叶うように。

お話をよくお聞きして、最大限叶えられる方法を一緒に探して行きたいと思います。

Naomi.A

 

 

 

 

 

 

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