伝え切れませんでした ~小技編~
シリーズでお伝えしてきましたS様邸の魅力。
収納編、引戸編につづき、最終回は小技編。
(前回までにも小技は散りばめられておりましたが…)
まずはこちら
前回ご紹介の引戸。
いつもここに引き込んであります。うしろは壁。
ですが、ちょっとずらすと…
玄関の姿見は靴を含めたトータルコーディネートを見渡せますが、
室内にもあると何かと便利。
そして浴室。
今回は構造を鑑みて、ユニットバスよりも大きな浴槽が入る在来工法の
お風呂です
どこが工夫かと言いますと、見えない部分。
お風呂の残り湯を洗濯につかえるユニットを仕込んであるのです。
洗濯機は風呂場のとなりの洗面脱衣室に置くことが多いですが、ユーティリティで
あったり、S様邸のように廊下に面して置くこともあります。
そんな時のデメリットとして残り湯が使えない…ってことありますよね。
でも当初から計画しておけば、残り湯を直接洗濯機の水栓から使えます。
最後はこちら。
今回の最大の小技、(いえ大技?)はV型キッチンだったのですが、その
キッチンの形を吸収してととのえる役割をしているのがダイニングテーブル。
オーダーで製作しております。
普段はこのようにリビングに張り出さないように5名でお使いですが
来客で大人数で使いたいことも。そんなときは…
ハイ、テーブルが長くなります!
こちらもごく簡単な仕掛けで延長できるしかけを施しました。
このように数々の工夫をちりばめた、まさに世界でひとつの家。
時にトリッキーに思えるしかけもそこが目的なのではなく、ご要望を叶えるために
ひとつひとつ頭をひねって産みだしたものです。
便利になったり、家事の時間が短縮できたり…
直接的なメリットはもちろん、気づいたら生活そのものが良い方へ
変わっていき、ご家族に笑顔がもっと増える。
そんなことが我々のゴールかなと思っています。
いつお伺いしても暮らしを楽しまれているS様に、我々も良い刺激を
受けています。
改めて感謝申し上げます
Naomi.A