倒れにくい家具のおき方 マンション編

週明けの冷たい雨…

東京は先週の交通機関の混乱もおさまって、少し生活を取り戻した感が
ありますが、この生活は誰かに助けられ、迷惑をかけて成り立っていることを
思い知らされます。

わたしたちも出来ることを心して、感謝しつつ続けたいと思います。

さて、みなさんのお宅では地震で家具の転倒はありませんでしたか?
いろいろな人の話を聞くと

・棚の本が半分ほど落ちた(マスターアート社内)
・冷蔵庫のとびらが開いてビンが割れた(私の自宅です)
・食器棚の中でお皿が割れた

そんな被害が多いようです。
中には食器棚ごと倒れた、というお宅も。
その違いはなんでしょう。
地盤の違い?高層階だったから?固定していなかったから?

理由はいろいろかと思いますが、自宅や知人宅の間取りを考えたときに
思ったことがあります。

それは、建物(マンション)の形状と揺れ方。
通常マンションに多いのが、南にバルコニーが向くように住戸が並んだタイプ。
このタイプだと、東西方向に長細いマンションということになりますね。
中の間取りは北側に1~2部屋くらいあり、リビングは南側の窓に向いた対面キッチン。
いわゆる田の字型プランです。
すると、揺れ方としてはどうしても長手よりも短手方向がよく揺れるので、
キッチンと平行に置かれた家具(食器棚など)は倒れやすい傾向にあるのでは
ないでしょうか?
背の高い家具、割れ物が入っている家具は、固定することももちろんですが
建物の長い面に対して垂直に(お隣さんとの戸境に沿って)配置すると
揺れに強いかもしれません。

今日は本を紹介します。

「地震イツモノート」 木楽舎刊 定価:1500円

地震イツモノート

『日本に暮らす限り、私たちは常に地震とつきあいながら生きていかなければ
なりません。そんな私たちは、防災とどのように向き合うべきなのか。
本当の防災とはどういうことなのか―。
その解決の糸口となるのが、「イツモ」という合言葉です。 
「モシモ」ではなく、「イツモ」。
『地震イツモノート』は、防災を生活の一部としてとらえ、心構えしていくことの大切さを
証言と絵から体感していく、新しい防災マニュアルです』

この本はこわいこわいとビクビクして平常心をなくすのでなく、
「起きるものだと考え」ながら生活していこうと説いています。
なんだか「癌を敵と思わず共存して生きていこう」ということと共通するような、
柔軟な考え方だと思います。

そしてこの本を読むと、今まさに避難所で起こているかも知れないことが
少しだけ想像できるのです。

6月末まで『地震イツモノート』 1冊の売り上げにつき、100円を義援金として、日本赤十字社を
通じて救援活動および復興支援活動等資金として寄付しているそうです。
http://www.sotokoto.net/books/jishin/index.html

良かったら読んでみてください。

Naomi.A

  
リノベーション・マンションリフォームのマスターアート      リノスタイル社長日記

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