祖母から孫世帯へ住まいをバトンタッチ。収納を工夫したリフォーム

こちらのブログ★で途中経過をお伝えしたY様邸ですが、先日お引渡しとなりました。

早速ご紹介いたします!

ご家族はご夫婦と1歳のお子様。もとは1LDKでしたが、リビングの一角に一部屋つくり2LDKになりました。

もともと広くお使いだったので狭く感じられないか心配でしたが、部屋を設けても十分な空間。広~いバルコニーがあることも大きいですね(視線が抜けるって大事です!)。

今回は床はそのままでしたので、今までのリフォームのなごりが残っています。

 

 

寝室の入口は引戸にしました。今はご家族でお布団で休まれているので、開閉でドアがお布団にかからないようにとの配慮です。さらに今回は扉が壁の外側を通るアウトセットドアを採用しています。この壁のうしろにインターホンがあり、壁の厚さを薄く出来ないためです。上部のレールカバーは白くして存在感を消します。

 

 

寝室内には収納を新しく設けました。布団をしまうための押入れの役割もあります。

開けるとこんな様子です。

とてもベーシックに見えるこの収納へのこだわりを語りますと…(笑)

まず奥行きを通常の押入れより10cmほど小さくして70cmにしています。向こう側は将来の息子さんのお部屋なので、そちらも狭くしたくなかったのです。三つ折にした布団がちょうど入る深さにしました。

しかしクローゼットにしては70cmは深すぎる。そこで奥にも1本パイプをプラスしました。そうすることで、奥に普段使わない冠婚葬祭の服をかけたり、S字フックでカバンなどをかけられ、デッドスペースになりません。

さらに棚板をご覧ください。実は下段の棚板は桟に乗せてあるだけ。ですから将来お子様が子供室で寝るようになりベッドの生活になった時は、棚を外してしまえば通常のクローゼットとしてお使い頂けるのです。

 

 

お次は水廻り。経年が気になっていた浴室を交換されました。アクセントにグリーンを選ばれて爽やか。

 

続く洗面脱衣室。もとは洗濯機が洗面台と対角の位置に配置されていたため、部屋の角にデッドスペースが出来ていました。今回はふたつを並べてすっきり。

入って正面に吊戸+オープン棚を設けました。

開けるとこんな感じです。どちらもパイプがついているので、タオルやハンガーなどを掛けて便利にお使い下さい!

 

 

洗濯といえば、リビングの目立たないところに室内物干し金具を設けています。

カーテンレールに洗濯物を干されることもあるとの事でしたので、ご提案させて頂きました。わが家も同じでレールが下がってしまった経験がありますので、共働きで育児をされているI様(お嬢様世帯)を応援せずにいられません。リビングに入った時に洗濯物が目に入らないだけでも嬉しいものです。

 

 

またY様邸は幹線道路沿いのため内窓を設けました。設置したことで、本当に静か!

もともとの窓枠の部分に内窓をつけるので、手摺も手前にあらたに設けました。

 

 

Y様のお嬢様世帯であるI様には、お仕事に子育てにお忙しい中仮住まいをしていただき、ご協力に感謝いたします。リフォームを終えて戻られ、お子様が静かに休めるようになったり、家事が少しでもスムーズになっていたら本望です。

 

マンションも寿命が長くなっていっています。外壁塗装などマンション全体の修繕計画も大切ですが、専有部分も適切に手を入れることで、若い世代へと住み継いでいってもらうことは大事だなと思います。

場合によっては配管のご提案をさせていただいたり、今回のように内装+αで十分だったり。マンションの年代に合わせてご提案させていただいておりますので、ぜひご相談下さい!

 

 

Naomi.A

 

 

 

 

 

 

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