収納を考慮したリノベーション 完成しました②
さて、先日のつづき、T様邸リノベーションのBEFORE & AFTERです。
今回は、前の居住者の方が出られたままのお部屋をリノベーション。
BEFORE
お母様のお部屋です
収納は一見多いものの、これでは服の収納に困ってしまいます
こちらでお好きなピアノを楽しまれるお母様。
グランドピアノを置くため防音にも配慮しました(二重サッシ、防音壁下地etc.)
さらにお部屋でくつろげるように空間のゾーン分けをしました。
この壁↓の向こうが収納ゾーンになっています。
こちらが収納ゾーン。左側にお手持ちのタンスを2棹並べます。
右側は引き戸式のクローゼットです。
AFTER
壁一面に3枚連動引戸の収納を配しました。
窓際には吊戸とキャビネットを配して、出窓のように使えます。
お部屋の反対側はこんな感じに。
トール収納の脇にパイプを1本渡してありますが、ここには
日々着ているコートや、明日の服などを掛けられるように。
キャビネットには電源も用意しましたので、携帯やメガネなどを置いて
さっとお出かけ準備ができるような 『身支度ゾーン』 を目指しました。
お手持ちの物が多いT様。
個室の他にも納戸を2か所ご用意しました!
お次は水回りのご紹介。
AFTER
手洗いが別になったタンクレストイレに生まれ変わりました。
フロート型の吊戸収納も。
お次は洗面室と浴室です。
BEFORE
構造上どうしても広げられないこの2室。以前は手前に洗濯機も
おいていました。
AFTER
洗濯機をパントリーに移設したことで、ゆったりとした洗面脱衣室に。
お風呂はユニットバスではなく、在来工法(タイル貼+浴槽を置く方法)が
こちらのマンションではベター。
時間とコストはかかりますが、お好きなお色、素材で空間を作れるのは
なんとも贅沢です。
最後に玄関廻り。
こちらの床タタキが伸びたクロークも収納に一役。
この扉を閉めると…
…とこのように、『収納』の充実を目指したT様邸です。
お部屋の広さ、お手持ちのモノの数、家族構成、
人それぞれの価値観。
収納は「これだけあれば良い」という正解はありません。
断捨離やミニマムな生活も流行していますが、ご自身にとっての適正量は
どのくらいなのか?
まずはご自身の生活を見つめて、意識して物を「持つ」ことができたら…
暮らしがより良くなることとと思います
(私も見直さなければ!)
来週は額を掛けるためのお手伝いでお伺いいたします。
T様、どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。
Naomi.A