夢二
食欲の春?
と思ってしまうくらい、食べても食べてもお腹が減る、大食いのムラカミです
新しい物件が始まると、まず近所の美味しいランチができるお店を探します
先日、念願の完成を迎えた「Oさま邸」
非公式ではありましたが、内覧会へはたくさんの皆さまのご来場ありがとうございました。
MasterArtのクオリティとコストパフォーマンスの高さを実際に触れて頂ける機会をくださったOさまも本当にありがとうございました。
いずれ、ホームページに事例作品として掲載いたしますが・・
Oさま邸のひとコマをご紹介させて頂きます
階段を上って、二階LDKに繋がる通路を仕切るスライドタイプのパネルドア
・階段とLDKを仕切って冷暖房の効率を上げる。
・吹き抜け階段からの日差しを取り込む。
・小さなお子さまが階段へ転落しないように(カギ付き)
そんな目的で造られた扉ですが、中央を飾る模様がちょっと面白いと思いませんか?
実はこの部分、「竹久夢二」のデザインから創られた壁紙を貼ってあります[emoji:i-265]
夢二式美人と呼ばれる美人画で知られる「竹久夢二」ですが、実は日本のグラフィックデザイナーの草分け的な存在です。
日本文学を愛するOさまの粋な遊び心が選んだ「夢二の銀杏」
こんなワンポイントが住まいに愛着を与えるのでしょう![emoji:e-461]
「朝慕小感」竹久夢二
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「吾々の住むこの地上をして、より美しくより幸福ならしめることが吾々の任務である」ウィリアム・モリスはしばしばそう言っている。
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モリスは、詩人として、工業図案家として、生活を愛する一人の芸術家として完全な模範的な市民であった。そんな人が市長に選ばれたら、新東京もいくらか住み好い、モリスの所謂「美しい幸福な街」になるかも知れない。まづ吾々は、日常生活の小さな改良や工夫から「美しい幸福な街」の建設を創めねばなりますまい。
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「富とは、自然が吾々に与えるもの、及び理性をもった人々が、彼らの合理的の需要のために自然の賜物から製作したものである。即ち自由な人間らしい堕落していない民衆の快楽に資するものが、富である」
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この富という言葉を、奢侈品の反対の意味を持った品物に代えて、今一度読んで下さい。そうすると、我々の生活を羨ましく幸福にするものがどんな種類のものであるかわかってくると思う。
出典/『婦人画報』231号大正14年1月
現代のモノ創りに携わる一人として、まだまだ学ばねばならない事は沢山ありそうです[emoji:v-391]
Daichi.M