ザンネンながらお見合いの経験のないアサクラです。
日本庭園の見えるお茶席で、着物なぞ着て、
「あとはお若いふたりでゆっくりと」　「まあ、おかあさまったら」
なんていうの、一度やってみたかった！
（いまどきこんな古いお見合いもないか）

私事ですが、先日こんなことがありました。

夫の地元の高校時代の親友がお見合いすることになったのです。
まじめで、誠実で、ちょっと天然で、ほんとうにナイスガイなのですが、
どういうわけご縁がないまま３０代後半。
夫はひと肌ぬごうと、彼の写真をアルバムからさがしています。
その彼をよく知る私も、お見合いを成功させるべく一緒に考えました。
う～ん、う～ん…

　「そうだ
　　いいこと考えた

　　あのさ、お見合い写真っていうとあの薄紙がぺらっとついた堅苦しいやつでしょ。
　　それに××大学出身だの○○会社勤務だの、性格は温厚でマジメだのって書いた
　　履歴書がつくんでしょ。
　　これじゃＧくんの良さがちっとも伝わらないよ。

　　だいたいそういう書式じゃないといけないっていうのは誰が決めたの！？
　　それよりさ、私たちが知ってるＧくんの普段の姿を、エピソードをまじえて
　　紹介したものを付けるのはどう！？

　　お見合いっていうのは第一印象も大事だけどさ、Ｇくんみたいに何回か会ってから
　　じわりとその面白さが伝わるような人を、ただ『マジメそうな人』って第一印象で
　　決められたらもったいないよ。
　　何回か会わないとわからない良いところを、型にはまった言葉じゃなくて
　　飾らない友達のことばで伝えたら、相手の心に届くんじゃないかな！？

　　ちょっと過保護かな～。
　　でもそういう形があったっていいよね！？」

…と鼻息あらく言った私に夫が放ったひとこと。

　
　「…そんなに熱くなることかな？」

ええ～！？
人が一生懸命考えたのに！
しかもアナタの友達のことじゃないのよ！
…腹立ちませんか～こういう反応。

ええ、たしかに少々熱かったですよ。
でもそれには訳があるんですよ。

それがこれです。↓

今回あたらしくなったマスターアートのパンフレットです。
今まで使っていたのものがなくなったので、内容をリニューアルしつつ作りなおしたのです。

こういったもののデザインもマスターアートでは自分たちでやっています。
大手の会社さんは専門のデザイナーさんにお願いして、大量に作るのかも
しれませんが、我々はそうはいきません。

多大な広告宣伝費をかけることなく（それはつまりお客様のコストにつながって
しまうのですから）手をかけて、文章、構成、デザインも人におまかせすることなく
全部自分たちでやります。
ここはデザイン事務所か！？っていう日もあります。

私たちは考えました、
どんなデザインが良いだろう？
どういう風に伝えたらわかりやすいだろう？

すると、
我々は、まず何を伝えたいのだろう？
他の会社との違いって何なんだろう？
そもそもうちの会社の特徴ってなんだろう？

と、そもそも、そもそも…とそもそもの嵐がやってきて、
とっても根本のところに立ち返らざるを得ないわけです。

パンフを作っている期間は、お昼をたべながらも、気づけば「そもそも」について
話をしていた熱い私たちだったのでした。

「よくある広告のような言葉」で「いかにもパンフレット」らしく
作ることは簡単です。
でも、伝えたいことはそうじゃないんです～！
ちょっと文字数多いかもしれませんが、新しいパンフには伝えたいことしか書いてありません。
ご縁があれば読んでみてください

というわけで、「何かを本当に伝える」ことにウルサイ今日このごろの私だったのです。

最近は婚活でなかなか成婚にむすびつかず、
人格を否定されたような気持になって婚活ウツになる人も出てきているとか…

そんな話をしてたらムラカミがポツリと言いました。
　「その気持ちわかるな～
　 おれも決めた素材とかを片っ端から否定されるとへこむもんな～」

　「何言ってるんですか、それをくり返して人間打たれ強くなるんです！」

これを言った人は…

ご想像におまかせします。

Naomi.A

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ﾘﾉﾍﾞｰｼｮﾝ・ﾏﾝｼｮﾝﾘﾌｫｰﾑのﾏｽﾀｰｱｰﾄ　　　　　　ﾘﾉｽﾀｲﾙ社長日記