新年早々・・・

新年早々というのに水漏れ発生で緊急ヘルプが入りました。
いつもお世話になっているマンションからはこのようなヘルプが度々入ります。

いつもお世話になっているのだからお困りの時には出来るだけお役に立ちたい。
新年を迎えたばかりで天井からポタポタ水が垂れてきて、被害にあわれた方は
心境的にもさぞかし不安だったことと思います。

会社からイケタニの緊急連絡を受け、現場へ急行!
すぐさま床のカーペットを剥がし穴を開けて配管を見てみると・・・

なんだこりゃ?
練馬 水漏れ2 練馬 水漏れ1

ポタポタっと水が滴っている配管は過去に切断された跡。
それもきちんと端末処理のキャップ止めをしないで、折り曲げて溶接した跡・・・
素人目にも分かる明らかな手抜き工事です。

それにしてもこの配管は37年前の新築時からある暖房配管のはず・・
お客様に聞いてみると暖房は10年以上前に撤去済みだそうです。
なぜ使われていない配管からこれだけの漏水が?

訳もわからずナガサキと一緒に調査を進めると驚くべき事が発覚!!!

過去、もともと室内にあった給湯機をベランダへ移設する工事をしたらしいのですが
普通ベランダまで給水や給湯配管を新たに引き直すところをこの工事をやった業者は
「ちょうど良いところに配管がある!」とばかりにこともあろうか使われなくなった
古い暖房用の配管を流用していたのです。

暖房の配管というのは、暖めたお湯がグルグルと同じところをひたすら循環しています。
だからけっして衛生的なお水が流れているわけではないのです。
場合によっては「不凍液」といわれるただのお水ではないものが流れている時もあります。
それを飲料水が流れる配管として流用するなんて!
仮に、誰だって「汚水配管を飲料水の配管に使います」なんて言われれば激怒しますよね。

こんなこと一般のお客様には分からないことですから、請け負ったリフォーム業者の良識に
ゆだねられてしまいます。考えてみればとても怖いことです。
工法もダメ、工事もダメ ホントにこんな業者いるんですね。
(お客様にきいたら地元ではそこそこのリフォーム会社)

そのときの業者の見積りは、新設配管しない分だけ安かったのでしょうか?
安ければ何でもアリ?ってことにはならないですよね。

必要な工事はきちんと遂行してこそ安くなければそこに価値は生まれないと思うんですけどねぇ・・
イヤ、この仕事けっこう想像しえない事があるんですよね。

  
リノベーション・マンションリフォームのマスターアート      リノスタイル社長日記

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