晩秋の芸術鑑賞三昧

ついに師走に入ってしまいました。。。
大学受験生を抱える我が家では「センター試験まであと○日!」
なんてセリフが飛んでいます。
少子化といえど、首都圏の大学の倍率はさほど変わらないようだし、首都圏への学生の集中を緩和するために、定員を超えた学生確保は大学に対する国の規制がきびしくなるみたいで、なおさらたいへんかも。
少しでも学生が地方へ流れるようにするのが目的だとか。
まったく教育現場は「なんだかな~」な舵取りばかりで、その都度ふりまわされる子供が不憫です。
とはいえ、娘に再三言うのは、チャレンジできることにまず感謝せよということ。
人生で、そう何度もあるわけではない、大きなチャレンジ。
今はしんどい気持ちでいっぱいでしょうけど、果敢に挑んでほしいです

えらそうに言っている私は、受験生の娘にゴメンネと謝りながら、
行きたかった美術展に、いそいそと三つも出かけてしまいました
東京都美術館(上野)のウフィツィ美術館展
国立新美術館(乃木坂)のチューリヒ美術館展
そしてリニューアルオープンした東京都庭園美術館(目黒)
上のふたつは12月半ばまでが会期だったのでがんばって同じ日にハシゴしました。
いまからウン十年前の美大生の頃、ヨーロッパの美術をめぐる旅で訪れたウフィツィ美術館。
現地に行かずしてこってりとしたフィレンツェの芸術に触れられる、またとない機会。
でも、やっぱり、現地の、あの美術館建築の中にある状態で、同じ絵を見たくなりました。
言わずもがな、美術館と作品はやはり一体のものですね~
いつかまた行けるかなぁ・・・

チューリヒ美術館展の方は、黒柳徹子さんがテレビで宣伝していたとおり、モネの大作「睡蓮」が目玉でしたが、私の目的はマグリットやダリやキリコなどのシュルレアリスムの作品群。
いちばんすきなマグリットは一枚しかなく残念でしたが、来年、同じ新美術館でマグリット展が開催されるようでたのしみ

庭園美術館は、旧朝香宮邸であり、建物自体がアール・デコ美術の結晶
このほど大規模な改修工事を終えて、美しさにさらに磨きがかかってのお目見えです。
修復の様子がビデオで見られて、左官や鋳物など、日本の技術の素晴らしさも併せて鑑賞できました。
平日限定で建物内部の写真撮影がOKだそうで、残念ながら日曜に行ったためそれはかなわず
お庭の公開はまだ少し先らしく、のぞき見しかできませんでしたが、ちょうど紅葉もきれいで柵の隙間からカメラをかまえている人がたくさんいました。
今回のリニューアルで新館も登場、今後の展示に期待が大きくなります。
展示中の内藤礼さんの小さい作品を建物の内外で「!」と見つけるのがとても楽しかったです。
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撮影可の平日にもう一回行きたいな・・・(↑この写真は借りもの)
ほんとにほんとーーに、大好きな場所です。
住みたいです。
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Yuka.I

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