練馬区リノベ トイレの造作家具は腰壁パネルとの見切りを美しく
練馬区のI様邸のトイレには少し窪んだ収納スペースがあります。
オープン棚であれば大工さんが現場で造作しますが、今回は扉付きの掃除用具収納が欲しいとのことで、家具屋による製作となりました。
通常は工場で造ってきた家具を現場に置くだけなのですが(と言いつつ高さを調整したり、背面の壁に固定したりする手間はかかります)、今回は最後のひと手間を現場で完成するようにお願いしてありました。
まず天板が乗っていないハコの状態で持ってきてもらいました。なぜかと言うと、今回のトイレには腰壁にパネルを貼るためです。
先に左側の壁に奥までパネルを貼っておきます。そこに造ってきてもらった家具を置きます。
そのあと上から家具の天板を乗せますが、その家具はパネルを上から隠すように少し長めに造ってきてもらいました。最後現場合わせでカットしたもらったので壁にピッタリ。
さらに、そのあとで腰壁の見切りを天板にぶつけるようにして納めます。
完成!
これで上から見た時に壁とのスキマがない家具が納まりました。
ちなみにこれは造作家具だから出来たことで、既製品を納める時にはスキマは付きもの。
むしろスキマ=クリアランスがないと納まらない場合があるので、あえて小さく造ります。それは家具でもカーテンでも洗面台でも、既製品に共通して言えることです。
お客様には「なんとなくスッキリしているな~」と思って頂ければ嬉しいですが、こんな風に可能な中で美しい納め方を考えて工事しております。
![]() |
![]() |