水廻り床材の選び方。クッションフロアーそれともフロアータイル?
マンションリフォームやリノベーションで水廻りの床材を選ぶ基準は、やはりお手入れのしやすさではないでしょうか?
マスターアートでもキッチン、洗面室、トイレなどの水廻りの床はお手入れを重視してクッションフロアーもしくはフロアータイルを選ぶことが多いです。それぞれの違いは何でしょうか?
クッションフロアー(CF)
クッションフロアーとは塩ビ(塩化ビニール)素材でつくられたシート状の素材で、水廻りに使うものとしては一番ベーシックな素材です。厚みは住宅用であれば1.8㎜程度。
こんな風に柔らかい素材で1.8m幅のロール状になっていますので、施工は大きな1枚をカーペットのように敷きこむイメージです。
クッションフロアーは色柄が多彩で、タイル柄、大理石を模したもの、フローリング調なども楽しめます。印刷技術が進み、少しエンボス(凹凸)が感じられたりして、以前より安っぽさも感じられません。
洗面でクッションフロアーを貼った事例。砂糖菓子のような模様の床材は珍しくクッションフロアーならでは。白系ですが、汚れが目立ちにくい柄ですね!
メリットは色柄が豊富であることと、安価であること。
デメリットとしては、柔らかい素材なので重い家具などを置くと後が付いてしまうことでしょうか。
フロアータイル
一方フロアータイルとは、塩化ビニール素材でできたタイル状になった素材です。約45㎝の正方形が多いですが、ものによっては長方形、フローリング幅の長めサイズもあります。厚みは約2.5㎜ほど。
固い素材なのでクッションフロアーのようにしなることはありません。質感もマットなもの、光沢があるものもあります。クッションフロアー以上に素材感がリアルです!
こちらのフロアータイルは、本物の手焼きタイルのように四辺にあえて凸凹がついたデザイン。フロアータイルには通常目地は入れませんが、四辺が強調されてより「タイル風」に見せています。
ちなみに、本物のフローリング(しかも無垢の)を使うような場合は、それと接するような場所に木目調のフロアータイルを使うことはおすすめしません。やはり本物には勝てませんし、せっかくの木の良さを引き立てたいのであえて異素材(石目調など)を並べます。
こちらはフロアータイルを市松に貼った事例。クッションフロアーのように大きな1枚を敷くのではなく、1枚1枚貼ってゆくので出来る事ですね。
メリットはリアルな素材感、また固い素材なので重い家具を置いても凹みにくいこと、傷がつきにくいこと。また敷きこんだ時に高級感が感じられます。
デメリットはクッションフロアーよりは高価なこと、固い素材だけにずっと立っていると足が疲れることも…(柔らかいスリッパを履かれるなら問題ありませんが)。
以上、水廻りでよく使う2素材の違いと特徴でした。
マスターアートではご予算、工期、キッチンの雰囲気などを考慮してどちらが適しているかを判断し、ご提案しています!
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