斜めの壁や曲線のある変形の部屋を使い易くするマンションリノベ
通常マンションの部屋は四角いことが多いですが、まれに変形の場合があります。
敷地の形に合わせた結果の変形だったり、R(曲線)をつけることで素敵な外観にしている建物もあります。いずれにせよその部分をどのようにしたら暮らしやすい間取りになるのか…
変形のお部屋だけをまとめてみました!
45度の角度がついた部屋
こちらのマンションは元々キッチンの壁が45度傾いた設計になっています。そのため部屋のどこかに三角の部分が発生してしまいます。
その影響を最小限にしながら使い易くするのが肝。こちらは中央に置く造作の作業台で変形部分を吸収しながら部屋を整えたお宅。
実は造る方はかなり大変なのですが、出来上がった状態は端正に見えます。
こちらは同じマンションさんの別のお宅。ウラにあるキッチンを整形にする変わりに、玄関収納内を三角にしました。扉を閉じてしまえば四角い玄関。
三角形になってしまう変形部分は収納内に吸収してしまい、部屋としては整形、というのが基本的にはおすすめです。
Rのついた部屋(居室)
こちらはガラスブロックのついたR(曲線)壁が印象的な賃貸物件。外観も素敵です。
結論、外壁に沿ったこんな曲線は、素直に部屋の形を生かして使って頂くのが良いと思います。正直ベッドを置いてもデスクをおいてもスキマは出来てしまいます。
身も蓋もない話ではありますが、曲線ならではの柔らかい表情を享受して壁際にはあまりモノを置かない!という潔い住まい方をするのが良いと思います。
Rのついた部屋(納戸)
元々Rが付いた部屋が納戸だったこちら。奥に細長く使いにくかった空間を、使い易くリフォームします。
こちらは部屋の形に沿って収納棚を周囲に造作。職人の細工は大変ですが、中央に立った時に周囲がぐるりと見渡しやすく、使い易い納戸になりました。
こちらも扉を閉めてしまえば整形!
この様に変形の部屋は使いにくい部分をなるべく収納内に納め、居室は整形のまま使うのが見た目も美しく、暮らしやすい部屋になります。
三角になってしまうような場所は必ずしも隅々まで使えなくても仕方がない、という気持ちでお使い頂くのが良いのではと思っております。
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