室内に段差あり!マンションリノベで転ばぬ先の・・・解消法

室内の床に段差があるマンションは、案外多いです。
例えば水廻り(洗面脱衣室や浴室、トイレなど)が廊下から一段上がっていたり、居室と廊下に段差があるパターン。
廊下や居室の床が直(コンクリートに直接フローリングやカーペットが張ってある)だと、床下に配管スペースがないので、必然的に水廻りゾーンの床が配管分上がることになります。

リフォーム・リノベーションでこういった段差の解消をご希望されるお客様は多く、マンションの構造上それが難しくても、なんとか少しでも暮らしやすくなるように工夫して造ります。
狭い空間に段差があると、足が引っかかって転んだ時に大きなケガをしかねませんからね。

廊下に緩やかなスロープ スロープ製作途中 スロープ完成

↑こんなふうに廊下にあった段差を緩やかなスロープを付けてつまづかないようにしたり、

脱衣室/廊下の段差解消法

↑洗面脱衣室への段差を、引き戸の下でスロープにして、転ばないようにしたり。

スロープの上を引き戸が通る

引き戸は上吊りレールなので、開閉にはなんら不自由はありません。

洗面脱衣室の床が廊下から上がっている場合で、物理的に段差解消が無理なときは、せめて脱衣室と浴室はバリアフリーになるよう考えます。
直床なら住まい全体床組みをして二重床にすれば、室内の段差が解消されるのでは・・?
買取再販系の不動産会社のリノベで見かける手法です。
それも一案ではありますが、天井高が低く感じるのと、施工費がかさむので予算に響くのが難点と言えます。

空間に変化を与える小上がりやスキップフロアと違って、転倒の原因となる小さな段差はできるだけ工夫で解消して、安心安全な室内を目指します。

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