和室を洋室に改装したとき困ること・・・それ、ピクチャーレールで解決できます
従来のマンションの間取りで本当に多いのは、リビング・ダイニングの隣に和室がある間取りです。
そして、リノベーションで全面改装するお客様のほとんどが、和室を洋室化して、襖から大開口の引き戸に変え、LDとのつながりを持たせるプランをご希望されます。
さて、マンションの和室に必ずと言っていいほどあるのが「付け長押(なげし)」。
和室と言っても、伝統的な真壁造り(柱が室内に見えている)ではなく、現代風の大壁造り(柱が室内に現れていない)なので、長押も後から付けたかたちになっているのです。
真壁造りであれば、和室の壁上部にぐるっと長押がまわっているので、どこにでもハンガーを掛けることができました。大壁造りだと、柱同様長押もないため、長押だけわざわざ付けて、使い勝手を踏襲しているわけです。
ところが、洋室化するとき、長押は姿を消してしまいます。
和室時代に何気なくハンガーを掛けていた場所がなくなると、少々不便さを感じるもの。
つるっとして何もない洋室の壁に「掛ける」場所をつくるには・・・
カーテンレールやピクチャーレールのメーカー、トーソーが出している「ピクチャーレール W-1」の出番です!
ピクチャーレールというと、
壁と天井の入隅や、梁の下に、こんな感じでついているものが一般的ですが、W-1シリーズは、付け長押のように、壁の途中につけるタイプ。
ピクチャー(絵画)だけでなく、コートや帽子、バッグなど、掛けて保管しておきたいものを置く場所としてとても便利です。
専用のフックが用途に応じて3種類あり、複数のものを掛けたり、タオルや布を掛けられるマルチラックもあります。
レール自体の上部も溝になっているので、それこそ長押のように、レールに直接ハンガーを掛けることも可能です。
玄関ホールにあれば、コート掛けにもなるし、お好きな額を掛けても。
重すぎないミラーを掛けて、個室の身支度コーナーもできちゃいます。
ピクチャーレールは存在感が出ないように、色はホワイトが主流でしたが、お部屋のアクセントに、インテリアの一部になるトレンドカラーも増えました。
和室が洋室になっても、こうした長押代わりになるピクチャーレールを付ければ「掛ける場所がない!!」と困ることもありません。
長押は襖の鴨居の高さとだいたい同じくらいに付いていますので、W-1タイプのレールも、取付高さはそれぐらいが目安かと思います。あまり高い位置だと使いづらいですからね。
また、はじめからこのようなレールなどを付けたい壁面には、ビスの利く下地(合板など)にしておく方が無難です。
トーソーのピクチャーレールW-1、和室から洋室にした時の、日々のお役立ちアイテムと言えますね!
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