マンションリノベ 差別化のために賃貸物件「なのに」採用した方法
マスターアートでは多くの賃貸物件を再生してきました。
とはいえ普段は持ち家のリノベーションがほとんどのため、賃貸経営オーナー様の物件や原状復帰を主に行っているわけではありません。
先日は賃貸「だからこそ」採用したものについて記事にしましたが、今回は賃貸「なのに」行ったことを集めてみました。
普通なら賃貸仕様ではないけれど、あえて行ったことを見て頂きたいと思います。
タイル
こちらは杉並区の賃貸マンションリノベーションの洗面台。造作カウンターの正面に、水ハネ防止を兼ねてタイルを貼っています。
小ぶりのタイルを使い、目地を白くすることでやわらかい雰囲気に。
こちらは同じく洗面台の前面をタイル張りに。ボーダー風のタイルにグレー目地を入れることでシャープなイメージです。
手間がかかるタイル工事は賃貸には贅沢なのですが、他の部分にタイルを使うついで(たとえば玄関の土間など)があるなら、こんな場所にタイルを使うと他物件とぐっと差がでます。
収納内のコンセント
こちら、廊下にある収納を開けたところです。
収納内にコンセントがあるとスティックタイプの掃除機を収納しながら充電できるので便利。
杉並区のこちらのマンションを施工した後にはロボット掃除機を使う方も増えました。時代に応じたアイテムを意識しながら計画をしています。
物干し金物
どこかにあると嬉しいのが物干し金物です。
こちらは杉並区の賃貸マンションで採用したTOSOのハンガーバー。間仕切り戸のフレームに合わせて黒を使っています。
白色もあります。
花粉の時期や、まだもう少し乾かしたい時。時には収納にも!?インテリアとしてグリーンを飾っても素敵です。
無垢フローリング
賃貸マンションは不特定の方が住むので、お手入れは簡単な方が良いもの。実は無垢フローリングは賃貸に適した面もあるんです!
選ぶ樹種にもよりますが、こんな風に色がミックスされていたり濃淡があると汚れやキズが目立ちにくいもの。
無垢材はもしも重いものを落としてキズがついても同じ木が見えるだけ(シート貼のフローリングは下地材が見えてしまいますが…)。そのキズさえ味わいになってくれます。
そして何より、無垢ならではの木の表情。他の近隣物件と大きな差になってくれます。
ピクチャーレール
ピクチャーレールと言えば、天井際に付けてワイヤーで好きな場所に絵画を飾れるもの…という認識かも知れませんが、こんな風に「鴨居風」に使うことも出来ます。
玄関に続く通路につけたこちらは新宿区の物件。バックや上着、帽子などを掛けておけば、お出掛けがスムーズになってお部屋が片付きそう!
室内窓
室内窓は部屋の間仕切りに使う窓。これがあることで、窓のない空間に光が届いたり、抜け感が出て広がりを感じられます。
こちらはチェッカーガラスを選びましたが、ほかの表情のガラスも選べます。
以上、賃貸「なのに」採用した設備をご紹介しました。
普段の賃貸物件ではコスト面などを考慮して採用しないものばかり。持ち家でも「あったら良いな」と思うものをあえて賃貸に使わせてもらったアイテムたち。
前述したようにマスターアートでは賃貸経営を生業としている方ではなく、もともとお部屋をお持ちの方や相続からのご相談が多いです。そのためオーナー様の「この思い出の部屋を活かしたい」「良い方に喜んで住んで頂きたい」という思いを受けたリノベーションになることが多いのです(もちろん築浅でオートロック付きのお部屋と競合ゆえの工夫の意味も大きいのですが…)。
そのお気持ちの結果がお家賃が上がったり満室経営につながっているのでは…とありがたく思っております。
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