生活に潤いを

弊社で数年前にシステムバス交換とリビングに続く和室の改装をさせていただいたお客様からご相談事があって呼ばれ、久しぶりにお邪魔すると・・・
リビングルームのそこかしこに、大きな備前焼の花器に生けられた素敵なお花や枝ものが。
とても目を引き、まるで飲食店のVIPルームにでも通されたかのような気分になりました。
聞けば、ご主人様が近所のJA(農協)のお店で購入され、気ままにアレンジされたとのこと!
奥様が生け花を趣味にされているのかなという先入観を持って見たのでたいへん驚かされました。

そして、壁には可愛く可憐な草花を撮った写真もたくさん掛かっています。
ご主人様は写真もお花も定年後に時間ができたからやってるだけで・・・と笑っておられますが、生み出されるものがいちいち素敵なら、住空間にも潤いが生まれるというものです。
奥様もご主人様の作品を受け入れ賞賛されている様子。
ここが大事なところですね。
忙しく働いている間は共有の空間をどう飾るかは、おそらくおうちにいらっしゃる奥様中心だったでしょうに、退職後にご主人様が撮った写真の額を連作で飾られたり、大ぶりな生け花をあちこちに置きだしたら、人によっては「ハア~?」って感じるのではないでしょうか・・・
私だったら「この花は好きじゃないなー」「これってすぐ葉が落ちてくるから始末もちゃんとしてね」「ねえこの写真もう飽きたから変えない?」とかなんとかイヤミを盛った台詞をたくさん吐いてしまいそう。
ご主人様がおうちにいる生活に変化した後、奥様はご主人様がやりたいことを温かくやさしく見守って、むしろ応援・サポートされてきたに違いありません。
そして、いっしょに楽しんでこられたことが伝わります。
数年ぶりに伺ったお部屋は美しく整えられており、なおさらお花が生き生きとして見えました。
嗚呼・・・いろいろと反省の文月、梅雨の只中であります。

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