渋谷区築古リフォーム 1LDKから1RへのBEFORE＆AFTER
先日竣工した渋谷区のY様邸は1LDKを広々としたワンルームへと間取り変更しました。
照明器具の交換がきっかけでご相談頂いたリフォームでしたが、結果的にはこのタイミングで必要なことを全部盛り込んだ、良いリフォームになりました。
何回かに分けて細かな部分をご紹介してきましたが、今回はBEFORE～AFTERの全貌をご覧頂きます。
BEFORE
築50年超えですが人気エリアにある約46㎡のヴィンテージマンション。もともとのお部屋はカーペット敷でした。玄関からまっすぐ伸びる通路を進み、右手のキッチン、左手の寝室を見ながら進むと奥にリビングダイニングが。
振り返るとこんな風景でした。玄関側にある水廻りは、マスタアートで2012年にリフォームさせて頂いていました。
AFTER
まずは玄関から。既存の下足入を撤去して広いタタキに。靴はY様が選んだ家具に収納することに。
フローリングは木目が美しいことで定評がある朝日ウッドテックの中でも上位グレードのライブナチュラルプレミアム。
無垢ではない複合フローリングの表面は通常、シートや突板（天然木を極薄く0.3㎜程度に割いたものを上に貼ったもの）が多いのですが、こちらは挽板でその厚みは2㎜。張りあがった床を見ると、たしかに重厚な床の厚みを感じるから不思議です。
複合フローリングだからこそ、床暖房も可能になっています。
柄は赤味を感じるサペリという樹種を選ばれました。あえてグレートーンのトレンドではないこの床に決められた時に、今回のインテリアの方向性が決まった気がします。
キッチンはシンプルに、クリナップのラクエラシリーズ。もともとはキッチンの左側に冷蔵庫スペースがありましたが、今回は右にスペースを空けました。ダイニングに冷蔵庫が張り出しません。
今まで独立していた寝室を、キッチン背面についたて壁を設けただけのワンルームに。閉じて使うこともなく空調も共有していたので思い切ってこの形に。空気が対流するように、上部に開閉できる室内窓を設けました。
手前に見えているのはタタミ敷きのスペース。今までカーペットだったので、リフォーム後も床に座れる場所があったら…とのアイデア。ガス床暖房も完備しているので、お客様があった時にも快適に使って頂けそう！
お引越し後に家具が入った様子はこちら。
少ない物で暮らしていらっしゃるY様、収納は寝室スペースの奥の大容量のクローゼットにまとめています。無垢の一枚板のダイニングセット、麻の葉模様のカーテンや照明、玄関のシノワズリ風の棚etc.…
西洋と東洋が融合したような、唯一無二のY様のセンスの詰まった空間になりました。
ご両親様も含めて長いお付き合いをさせて頂いているY様。
これからも住まいのお困りごとやリニューアルの際にお手伝いさせて頂ける会社でありたいと思っています。
 |
 |
