杉並区リノベーション シナランバーで納戸収納やクローゼットを造作します
マンションリノベーションで3LDK+納戸の間取りとなる杉並区のT様邸。
現場ではシナランバーで造ったオープンクローゼットに小口テープを貼る作業が進んでいました。
「シナランバー」とは、ブロック状につなぎ合わせた芯材の両面に薄いシナの突板を貼り付けた素材です。表面にラワン材を使えばラワンランバー、ポリ材を貼ればポリランバー、というわけです。
芯材に安価な素材が使えるので無垢板に比べれば安価ですし、比較的強度もあります。
シナは明るい白木調で、木目のクセもない樹種。マスターアートでは収納棚や造作家具によく使用しています。
シナランバーは910×1820㎜、910×2430㎜など、いくつかの規格サイズから必要なサイズに切り出して使います。板の側面(小口と言います)はこのように芯材が見えており仕上がっていないので、小口テープと呼ばれる材で化粧をします。
小口テープは薄い木材がロール状になっており、紙をはがせばそのまま貼れるシールになっています。合板の厚さに応じて21、24,30㎜などの幅があります。
貼りたい部分の長さに合わせて、はみ出た所をカット。
よく接着させたら最後に角の部分をやすって仕上げます。この作業により手触りが良くなり、剥がれにくくなります。
完成しました!
シナ合板はこのあと手垢止めのクリア塗装を施して仕上げます。
棚板も同じように仕上げます。T様邸は本棚が多いので、なかなかの作業量です。
収納はリノベーションの中でも暮らしを左右する大切な要素。オーダーメイドで計画・造作するからこそ、希望の収納空間が叶います。