杉並区マンションリノベ 窓枠のオイルペイント塗装には多くの工程が必要です
杉並区のマンションリノベーション現場では塗装工事が進んでいます。
じつは塗装は繊細な工事です。塗装したものにホコリやゴミが付かないよう作業しなければなりません。
そのため基本的に他業種と一緒になることはありません。近隣への匂いの配慮で窓も開けませんし、ホコリが舞わないよう、暑くても扇風機も使わずに作業します。
T様邸で使う塗料の種類は計3色ですが、たくさんの材料を準備します。
今回窓枠には白いOP(オイルペイントの略)塗装を施します。油性調合ペイントとも呼ばれ、いわゆるペンキ塗装をイメージして頂けると良いと思います。木目も塗りつぶしてしまうため、OP塗装の場合は使用する樹種をあまり選びません。
色は日塗工などの色見本の番号で伝えることもありますし、合わせたいものを現場に持ち込み色を作ってもらう場合もあります。今回は壁のクロスの色に合わせて作ってもらいました。
必要な場所に養生を掛けたら、下地を整える作業からスタート。よく近づけば見えるくらいの小さなピンの跡もひとつずつパテで埋めていきます。
凸凹があればパテで均し、下地塗り、やすりをかけてから下塗り、上塗り…
それぞれ乾く時間も必要なので、作業する場所を効率よく変えながら2日間の工程を終えました。
最後は残った材料(ネタ)を空き缶などに残してもらいます。タッチアップ補修などに使えて便利なので、お客様にお渡しする事もあります。
DIYなどで気軽に作業出来るイメージの塗装工事。しかしこれだけ多くの工程を見ていると、プロの仕上がりが全然違う理由が分かります。