築50年の練馬区のマンションリノベ 配管更新とともに給湯器を外へ移設しました
こちらの築50年になるマンションは、玄関脇のボイラー室に給湯器が設置されているのがオリジナルです。
こうした屋内設置型の給湯器は、背面の壁内が1階~上階まで煙突になっていて、各階からそこに排気するしくみになっています。
排気量などの制限から設置できる給湯器の能力に限界があり、リノベの際に配管更新とともに給湯器をベランダに出すことが多いです。
50年前当時の設備として床置き型の温水ヒーターが各部屋にあり、玄関脇の給湯器から配管用のピット(溝)に管を通してお湯を供給していました。リノベではこのピットを利用して配管更新します。
このルートが、ベランダの給湯器と水廻りをつないでいて、
システムバス・洗面室エリアの床下にお湯や水の配管、排水管が集まっています。
(青:給水 赤:給湯 オレンジ:追い焚き)
ベランダの給湯器とはサッシの手前にあるステップ(逆梁)を乗り越えて、サッシの下フレーム部を貫通させて結びます。(マンションによってこのあたりの規約は異なりますので、どのマンションにもこのやり方が当てはまるわけではありません)
乗り越えて外に出た配管をスッキリ隠すために、
こんなふうに収納スペースでカモフラージュするのも一案です。
一方、主が消えた玄関のボイラー室は、
収納庫に生まれ変わってかさばる荷物を引き受ける役割に。
ベランダにお出ましになった給湯器。
能力もアップして、たっぷりのお湯を供給してくれます!