おトクに、素敵に! マスターアートの『住宅省エネ2025』

国土交通省、環境省、経済産業省の3省連携の大型補助金制度、住宅省エネ2025キャンペーン。家庭の省エネを推進するために始まった補助金制度も今回で最後と言われています。

◆リノベーションしたいけれど、我が家の内容は制度に当てはまるかしら?

トータルでどのくらいお得になるものなの?

必要のない工事まですることにならない?

こんなご心配もあるかと思いますが、国による助成制度は条件も申請もとかく複雑なもの。お客様の方で制度を把握された上で製品を選定するのは至難の業です。

そしてリノベーションはお得になることが目的ではなく、暮らしが快適になることがゴール
せっかくの制度をお得に使いながらトータルで素敵な暮らしが叶うようお手伝いしますので、ぜひマスターアートにご相談下さい!

最後の章では2024年に補助金制度を使ってリノベーションしたお宅の事例写真も載せていますので参考にして下さいね。

 

『住宅省エネ2025』ってどんな制度?

隅々まで制度を把握する必要はありませんが、ここでは制度の大枠と、マスターアートがリノベーションさせて頂く場合にあてはまる部分についてご説明します。


住宅省エネキャンペーン2025の目的
政府は温暖化対策を進めるために、住宅の省エネ化を促進しています。住宅省エネキャンペーン2025の主な目的は、エネルギー消費を減らすことにより温室効果ガスの排出削減に貢献すること。家庭でのエネルギー使用は全体の約3分の1を占めており、その削減がカーボンニュートラル達成への重要な一歩となります。このキャンペーンでは、住宅の性能向上を目指し、断熱材の導入や高効率な設備の設置を支援します。

 

省エネ住宅の要件と支援内容
省エネ住宅に関する要件は、主に「断熱性能」と「設備の効率性」に関わります。具体的には、以下のような条件を満たすことが求められます。

断熱性能
既存住宅の改修においては、断熱性を向上させるためのリフォームが奨励されます。断熱性能の向上により、冷暖房の効率が改善され、年間を通じてエネルギー消費が削減されます。

省エネ設備の導入
エネルギー効率の高い設備(例:高効率な冷暖房システム、LED照明、高断熱窓など)の導入が推奨されます。これにより、家庭内で使用するエネルギーを削減することができます。

キャンペーンではこれらの基準をクリアした住宅に対して、補助金や税制優遇が提供されます。リフォームの際に省エネ性能を強化するために必要な費用の一部を国が負担し、住宅オーナーが負担する費用を軽減します。

 

支援金の種類と該当する事業と条件
住宅省エネキャンペーン2025では、補助金がさまざまな形で提供されます。既存住宅を省エネ化するためのリフォームにまつわる補助金は主に以下の項目となります。

子育てグリーン住宅支援事業(国土交通省)

必須工事…①開口部の断熱改修 ②躯体の断熱改修 ③エコ住宅設備の設置
附帯工事…住宅の子育て対応改修/バリアフリー改修 等

*子育てという名称ですが、実際はどなたでもお使い頂けます。
*必須工事として、①~③のうち、2つ以上の工事を行うことが条件です。
*①~③のうち全ての工事を実施した場合の上限補助額は60万円/戸
*①~③の工事のうち、いずれか2つを実施した場合の上限補助額は40万円/戸

先進的窓リノベ2025(環境省)

高断熱窓(熱還流率Uw1.9以下等、建材トップランナー制度2030年目標水準値を超えるもの等、一定の基準を満たすもの)

*リフォーム工事内容に応じて定める額(補助率1/2相当等)で上限200万円/戸
*子育てグリーン事業の①に代わるものとして採用が可能です。

2024年度との大きな違いは、開口部または躯体の断熱改修が必須となった点ですのでご注意下さい。

 

省エネ住宅のメリット
住宅省エネキャンペーンに参加することで様々なメリットがあります。

光熱費の削減…省エネ住宅はエネルギー効率が高いため、光熱費の削減につながります。これにより長期的な家計の負担が軽減されます。

快適な住環境の実現…断熱性能が高い住宅は、夏は涼しく冬は暖かい環境を提供します。これにより快適に過ごせる空間が確保されます。

環境への配慮…省エネ住宅にすることで二酸化炭素の排出を減少させるため、地球環境に優しい住まいづくりに貢献できます。

資産価値の向上…省エネ性能が高い住宅は、将来的に不動産市場でも価値が高まる傾向があります。特にエコに対する関心が高まっている現在、環境に配慮した住宅は需要が増しています。

 

『住宅省エネ2025』制度を使ったリノベーションの助成額の例

たとえば下図のような2LDKのマンションリノベーションを行った場合、助成額の目安はこの様になります。

子育てグリーン住宅支援事業より
 必須工事…玄関側の洋室の壁に断熱材を入れる/ユニットバスに高断熱浴槽を採用 等
 附帯工事…キッチンを壁向きから対面に/浴室入口の段差解消/廊下幅を広く 等

先進的窓リノベ2025より
 高断熱窓…窓を二重サッシに交換(Low-eガラス、大×2、小×1)


1月中旬現在、まだ2025年度の助成額が発表されていないため、昨年度の実績に基づいた数字となっています。

助成金制度は今年で最後と言われていますので、納品に時間がかかったり予算が早めに上限に達する可能性もあります。リフォーム・リノベーションはスケジュールに余裕を持って進めたいものです。

 

助成金制度を使ったマスターアートのリノベーション事例:補助金額67万円(2024年 杉並区T様邸)

在来工法の浴室をユニットバスに。お湯が冷めにくい高断熱浴槽、節湯水栓×2ヶ所が申請対象です。

 

 

浴室内の窓を「カバー工法」という方法で交換しました。カバー工法とは、既存の枠を利用してカバーする形でサッシの交換をする方法で、多少既存の窓より小さくなります。ちなみにこちらの窓が細くなっているのは間取り変更によるものです。上部の換気扇の納まりをすっきりさせて、お手入れも簡単になりました。

 

 

洗面台は幅1100㎜でお二人で並ぶことも出来るようにしつつ間取り変更。壁構造で壊せない躯体がある中でも浴室、洗面室、トイレが窮屈にならず配置できるよう工夫しました。

 

 

全ヶ所のサッシを交換。築47年の建物でサッシのゆがみやスキマも見られたため、こちらも「カバー工法」で交換しました。白いサッシと枠で明るい雰囲気に。

今回はテラスハウスということもありカバー工法によるサッシの交換を行いましたが、一般的なマンションではサッシは共用部にあたります。その場合は二重サッシ(インナーサッシ)をつけることで性能が上がり、助成対象になります。

 

 

以前は壁向きだったものを対面キッチンに。リビングに向かって正面が開けていることが条件です。こちらも節湯水栓や食洗機のほかグレードに応じてお手入れしやすいレンジフードや自動調理対応コンロも該当します。

T様邸では窓の数が多かったこともあり、結果的に67万円ほどの補助金が降りることになりました!


マスターアートでは助成金をお得に使いつつ、間取りや収納の工夫、バランスの良い予算配分などで、お宅が素敵に生まれ変わるようなリフォーム・リノベーションを行っています。ぜひ事例集ものぞいてみて下さいね!

★杉並区のヴィンテージマンションで間取りを工夫したリノベーション | お達者リノベ

 

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