住まいの和室、リノベーションやリフォームでどう変える?どう変わる?

近年新築されたマンションには和室はほとんどないと言っても過言ではありませんが、築30~50年のマンションにはリビングの隣に和室がある間取りが多いです。

リノベーションの際に、和室を残すか、リビングとワンルームにしてしまうか、はたまた和コーナーとして畳スペースや小上がりを造るか、お客様のご要望によって和室の未来はいろいろです。

リビングの一角に和コーナーをプランした事例

普段はオープンのままですが、泊まり客があったときなど、臨時の寝室として使うことになった時には部屋として閉じることができるよう、天井にプリーツスクリーンを仕込みました。
畳(和紙畳)も周囲の色に合わせて優しく違和感のない色を選び、収納扉もシナのおとなしい木目を活かしたナチュラルな風合いに。

こちらは隣り合っていたリビングと和室をワンルームにし、お好きなカラーで壁を塗ったり、小上がりの和コーナーにダークな色の和紙畳を入れるなど、個性あふれる空間にした事例。
ワイドスパンになった掃き出し窓にはウッドブラインドをつけるなど、ポップなカラーと落ち着いた木の色がマッチして、居心地の良さを演出しています。

お客様が小上がりを欲しいと思った理由は、ホームパーティーに集まったご友人達が小上がりに腰掛けたりゴロゴロしたりしてくつろげるように(飲みすぎたらここで休めるように・・・)とのこと。
せっかくリノベーションするなら、唯一無二の住まいにしたいというお気持ち、わかりますよね。

ここまで思い切れないけれど、和室のようで洋室味のある、あるいは一部和のテイストだけ残したいといったお客様はどんな改装をされたのでしょうか。

 

既存の障子の桟を濃く着色して和室のイメージを変えた事例 

お客様に既存の和室を残したいというご意向があった場合、ローコストで雰囲気を変えるために障子の桟をペイントするという手法をとることがあります。

長年の間に、障子の桟も焼けてムラになっていたり、手垢汚れがついていたりするものです。
濃い色に着色すれば、趣きも変わり、畳の和室もモダンな感じにアップデートできます。
和室の木部の色は、元は明るい色が基調ですね。
ペイントして桟の汚れを隠しつつ、障子紙や畳表を張り替えれば、大掛かりなことをせずとも和室の表情はキリっとします。
また、畳の縁も意外と空間の印象を決めるアイテムと言えます。

 

東リのタイルカーペット、テキスタイルフロアを採用した事例

フローリングは冷たい感じがする、畳はメンテナンスがちょっと・・・という方には、畳のような風合いにも見えるタイルカーペットも一案です。正方形のタイル状の敷物を市松に張れば、布団もOK、ベッドもOKな使い勝手のよいお部屋に。

東リのファブリックフロア(タイルカーペット)の一種、平織りのテキスタイルフロアは縦糸と横糸を組み合わせたパイルのないカーペット。凹凸がほぼなく、お手入れも楽なスグレモノ。
タイルカーペットは平滑な下地に施工する必要があるので、床レベルなどの制約を考慮する必要はありますが、メリットは汚れたら部分張替えが可能なこと。

シンプルな和室も、使う素材によって表情が変わります。
押入れの襖を木目調の板戸に交換したり、

珪藻土の和室

壁を珪藻土仕上げにして濃い色にした木部とのコントラストを際立たせたり。
和室の可能性を感じませんか!?

床を畳からフローリングにしても、窓辺の障子は残し、カーテンと組み合わせて和のテイストを残したこんな事例もあります。

和室の良さを残しながら、居心地のよいお部屋にリニューアルする方法はこのようにいろいろあります。ぜひ楽しんで考えてみませんか?

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