リノベでフレキシブルに間取りを変えられる!間仕切り扉の種類

リノベーションをさせて頂くマンションの間取りで多いのは、賃貸であれば1~2LDK、ファミリータイプであれば2~3LDKでしょうか。部屋数が少ない方が部屋は広く使えますが、「将来家族が増えたら…」「リモートワーク出来るようになったから昼間は仕事部屋が欲しい」そんな時にもう一部屋あったら良いな、と思うもの。

そこでよく計画させて頂くのが、リビングに可動間仕切りを設置する方法。開ければ広いLDK、閉めれば個室が出来るので「将来のことを今決めきれない!」といった要望にフィットします。
どんな形の間仕切りの種類があるのかマスターアートの事例を見て頂きたいと思います。

 

造作引き込み戸

上記は造作で造った4枚引込戸です。全開すると約3.6mの巾でオープンに!隣はご主人様の寝室でもあるのでベッドが見えてはいますが、白で統一されたインテリアもあり、家族しか居ない昼間は広々使った方が開放的ですよね!

造作の良いところは天井にレールを埋め込んだり、壁の中に扉を仕舞ったり、製作可能寸法が比較的自由なことです。

練馬区マンションリノベーション 造作 間仕切り戸 引き込み

 

世田谷区のこちらのお宅でも同じく造作間仕切りで構築しました。こちらはリビングと隣の部屋の間に梁があったため、垂れ壁があります。引込戸ではなく5枚の引違い戸の形を取りました。

どちらもポリ合板という面材から好きな面材を選び、建具屋さんに造ってもらいます。閉めた時に壁に同化する方が空間が広く見えるので、面積が大きな扉は白系がおすすめです。

 

既製品の間仕切り戸 

造作で構成するとどうしてもコストが高くなるので、寸法が範囲内であればメーカー扉をサイズオーダーする場合もあります。

こちらは3枚引き戸。開口が2.6mほどだったのでPanasonicのベリティスシリーズの扉を使用しました。引戸を引込戸(戸袋内に扉が隠される形)に見せるために建築側で一工夫は加えています。

 

既製品のアクリル扉

こちらは同じ既製品ですが、扉が木製でなくアクリル系パネルで出来ているシリーズを使いました。LIXILのラシッサです。

 

約58㎡の杉並区の賃貸物件ですが、この扉によって開ければ1LDK、閉めれば2LDKとなります。アクリル扉は閉めていても抜け感があって狭さ・暗さを感じにくいです。ライティングレールと合わせて扉のフレームは黒を選び、ラフな雰囲気を出しています。

 

こちら渋谷区35㎡のマンションでは同じく黒いフレームですがパネルは透明に。面積的に一人暮らしが想定されたので、キッチンダイニングに光を届けつつ、でも就寝時はエアコン効率が良くなるように計画しました。

 

こちらも58㎡の杉並区の賃貸物件。こちらはシルバーのフレーム×乳白色のアクリルを選びました。L字型に開くことで、よりいっそう解放感があります。

 

その他

プリーツスクリーン

こちらは木製のプリーツスクリーン。パタパタと折って片側に寄せる方式です。扉を開けた時に厚めの「たたみしろ」は出来ますが、大きな工事が必要なく設置できるのがメリットです。

 

バーチカルブラインド

バーチカルブラインドとはタテ型のブラインドの事。窓に使うことが多いですが、こちらでは部屋の間仕切りに。軽やかに視線を遮る用途ならこんな形もあります。

 

カーテン

通常のカーテンで仕切ることも出来ます。後からカーテンレールを天井に設置することも出来ますが、こちらのお宅のように最初から埋め込みレールを仕込んでおけば、見た目もスッキリ!


以上、様々な間仕切りの形でした。

最初から個室が必要であれば壁とドアで仕切った部屋を用意するのが良いですが、将来増えるor減る事が想定されていたり、フレキシブルな方が使い勝手が良ければ、このような「可動間仕切り戸」が有効です。ぜひご相談下さいね!

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