マンションリノベの玄関土間素材は表情やコストに応じて決定しています
マンションリノベーションを計画する時、玄関の土間の素材は何を選べば良いでしょうか?
いくつか定番の素材はありますが、それぞれ表情や金額が変わりますので、どんなものがあるのかマスターアートの事例で見て頂きます!
タイル
工期とご予算に比較的余裕がある場合に選ぶのがタイルです。マンションの玄関は完全な外部とは違いますが、吸水率が低い磁器質タイルを選ぶことが多いです。
靴で出入りするので汚れが目立たないもの、凸凹が少ないけれども滑りにくい素材感のものをご提案しています。
タイルの色もそうですが、目地の色でも表情が変わります。タイルが小さいとその分目地が多く、掃除する分量は増えます。ただしタイルが大きすぎても目地が少なすぎてもタイルらしさが味わえません。面積を考慮しながらタイルサイズを選んでいます。
コスト的にはタイル代に加えて施工の手間と工期がかかる分、下記の素材よりは高くなります。
フロアータイル
よく使うのがこちら。フロアータイルとは塩化ビニール素材でできたタイル状になった素材。水廻りにもよく使いますが、土足の場所でも使える素材なので、玄関の土間でもよく使います。
鏡面だと経年で細かな傷がつき、光沢が失われていくのである程度マットなものをおすすめしています。
こちらは457.2㎜角が多く、目地をいれずに突き付けで貼って行きます。
クッションフロアー
水廻りのイメージのあるクッションフロアーですが、土足可の厚い製品であれば玄関土間に使えます。
ただやはりカジュアルさがあるため、賃貸物件などに使うことが多いかも知れません。
モルタル土間
ラフでナチュラルな風合いを楽しみたい場合はモルタルの土間にすることもあります。無垢の床材、扉のない木製の下足入れなどと相性が良いので、若い世代がターゲットの賃貸物件などでもよく採用します。
ただし水で練って乾くまで時間がかかる左官は、ラフに見えても時間と手間とコストがかかる素材。
こういったテイストがお好きな場合に採用するのがおすすめです。
毎日家族が出入りする玄関ですが、訪問客にとっても第一印象が決まる場所。
お手入れのしやすさも考えながら、お宅にぴったりの素材を一緒に決めていきましょう!
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