システムバスは大概の場合、1サイズ大きくすることが可能です

マンションの浴室は、システムバスと呼ばれる工場生産/組み立てタイプのバスルームが入っているのが一般的です。
もしも、現況の浴室の周囲(システムバスの設置空間)に余裕があれば、浴室自体の広さ=サイズをアップさせることができます。
イマドキのシステムバスは、設置空間ぎりぎりまで大きなものが入るように、メーカーが製品のつくりを工夫して開発しているのです。
そんなときに関わってくるのが、マンションの壁面には必ずと言っていいほど出てくる「梁」。
梁を浴室内に食い込ませれば、室内を大きくすることが可能なわけです。
梁は壁の上の方にあるので、そこだけが出っ張ってきても、浴室全体に影響はほとんどありません。
システムバスのプランをするときに「梁カット」部材を見込んでおきます。

「梁カット」で納めたシステムバスの事例
水廻りの梁の始末 システムバスの梁カット

梁の出の部分に合わせてシステムバスの大きさを選ぶと(梁が浴室内に現れないようにすると)、写真のシステムバスより1サイズ狭いものになってしまいます。
せっかくリノベーション等で新しい浴室にするなら、可能な限り広い浴室にしたいのが人情というもの。
特にお客様のご要望がなくても、今より大きな浴室にできないか、自動的に検討する習性が我々にはあります。
(逆に現状より狭くしたいというご要望のお客様もいらっしゃいましたが・・・)

また、稀ではありますが、集合住宅でも窓のある浴室があります。
これも、システムバスの部材に「フリーサイズ窓枠」というのがあって、窓まわりをすっきり納めることが可能です。

窓のある浴室

マンションでは角部屋でない限り、浴室が外部に面していることはないので、窓のある浴室は貴重ですね。

窓がなくても、こんな裏技的な造り方も。
ガラスブロックをあしらったシステムバス

ガラスブロックを明かり取りのためにあしらいました。
この事例の場合、ガラスブロックの向こうは廊下です。
体の線が見えないように、壁の上部に入れています。
浴室の入り口の位置を変え、浴槽の位置を再考することでこのようなレイアウトが実現しました。

梁があっても、窓があってもなくても、システムバスの快適さを最大値にする工夫はできます。
「浴室」は住まい手のリラクゼーションのために大切な場所。
経験値と知恵を総動員して気分がアガる浴室をお造りします!

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