マンションリノベーション 職人が作業しやすいよう作業場所を造る

リノベーション工事のスタートから竣工までを眺めていると、現場は移動の嵐だという事がよく分かります。

解体で壊したものにせよ造ったものにせよ、材料はビス1本に至るまで人の手で運ばれます。運んだらそれでおしまいではなく、資材は工事中に何度も移動されます。

それは作業スペースを確保するため。実際に写真で見て頂きましょう!


スケルトンでスッキリと空になった現場に、まずは下地に使う材が入ってきます。

どこかに大工さんの作業場(ネタ場)を作ります。ここが材料を切ったり加工する拠点になります。

杉並区 マンションリノベーション 作業スペース

 

 

現場にもよりますが、下地の柱が立ち上がったら、次に床を造る作業。ネタ場を移動しながら二重床を造っています。

 

そうしている間にも材料の搬入があるので、影響の少ない場所に置いていきます。1枚10~12㎏ほどの合板を人の手で上げますが、多い現場では数十枚にもなります。エレベーターのないマンションでは階段で運びます。

 

 

床下は何重にもなっていますから、その工程のたびに材料や作業場を移動しつつ工事は進みます。

杉並区 マンションリノベーション 二重床 床下地

 

 

床下地が貼られた部屋にフローリングを貼る時に、また移動。

並区 マンションリノベーション フローリング

フローリングは貼ったそばから養生をかけます。まだまだ作業は続くからです!

養生した床の上で大工が収納内部などの造作をし、キッチンを組み立て、クロス屋がのり付けの機械を置き、塗装屋が塗料を調合します。

 

実際はもう少し多くの職方さんいますが、工種が変わるたびにそれぞれの職方さんが作業しやすいよう、現場をリセットします。次の職方がスムーズに気持ち良く仕事をスタート出来るよう、常に次、次と現場を眺めて動いているのが現場監督です。

これは仕事を丸投げすることなく、全てマスターアートが直接発注や管理を行う形だからこそ。現場は常に流動的で、臨機応変さも必要!そこに大きな苦労と、喜んで頂けるよう造り上げる楽しさがあります。

リフォーム・リノベーションはどう頑張ってもAIに取って変われない(変わってもらえない)業種なのではないかと思っています。

 

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