二重天井でなく直(じか)天井の場合の照明器具はダクトレールでフレキシブルに

リノベーションは、スケルトンにして新しく床・壁・天井を構築していくのですが、例えば、床を配管の関係などで二重にして上げ、天井も二重につくると部屋の天井高が低くなってしまう・・・という場合があります。

築年数の古いマンションほど、天井は直で、つぶつぶしたテクスチャーの塗装仕上げであることが多いです。
照明器具の取付箇所も決まっているため、新しい天井を組まずそのままの時は、ダクトレールを使ってスポットライトやペンダントライトなど、お好みの灯具を付けてフレキシブルなライティングにすることがあります。

レーザーで位置決め

レーザーを使って、ダクトレールの位置を決めていき・・・

天井の墨出し

照明がついていた元のところから電気を送るためのダクトレールを配置していきます。
リビングはレールがH型に。Hの横棒の真ん中に以前天井灯がついていた元があり、そこを起点に電気が送られます。

ダクトレールにスポットライト

レールのどこに灯具をつけてもよいので、増やしたり減らしたりが可能で生活スタイルに合った仕様にできます。
こちらはダイニングスペースで、テーブルが置かれるので、ペンダントライトを下げてもいいですね。

Tの字に配したダクトレール

スポットライトは、向きもいろいろアレンジできるので、ダクトレールと相性が良く、壁スイッチに調光機能もあるとさらに便利です。

スポットライトの事例

お客様がダウンライトにしたい場合は埋込代(しろ)を考慮した二重天井にする必要があるため、プランニングの当初からご要望を伺っておかねばなりません。
ダクトレールには、ブラックもあるので、天井のアクセントになることも。
その場合は灯具もブラックを選んで統一した方がいいですね。

マンションというコンクリート造の箱の中で、いかに天井高を確保するか、いかに照明計画に自由度をプラスできるか、考えながらプランしてゆきます。

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