洗面室やトイレをリノベーションする際、空間の最後の味つけとも言うべきパーツがタオル掛けやペーパーホルダーではないでしょうか？

タオル掛けの選び方は、ＴＯＴＯやＬＩＸＩＬさんのような設備メーカーで選ぶ場合、パーツのメーカーから選ぶ場合、お客様がお好きなものをインターネットで買われる場合など色々。

マスターアートの事例をもとにどんな種類や選び方があるかを見て頂きます。

タオルバー

一番シンプルなのがタオルバーです。

手を拭くためのタオルはフェイスタオルが多いと思いますが、そのサイズは40×80㎝ほど。それをバーの長さによって半分に折ったり1/3に折ったりして使います。幅だけでなく長さも、洗面台にあたらない位置に設定します。

こちらのタイプはサイドの袖壁の幅が少なく三面鏡の鏡が外側に開くので、鏡に当たらないよう幅の短いものを選んでいます。マンションではこの壁幅が狭い場合があるので注意が必要です。

 

 

ちなみに鏡の吊元が反対の場合でもタオル掛けに鏡があたらないか気を付ける必要があります。勢いよく開けて割れてはいけませんので…

 

こちらのバーはゆったり幅なのでタオルを広げて掛けられます。お客様が気に入ったものを支給して頂き、こちらで取り付けました。

 

タオルリング

こちらもよく採用するリング型。こちらも幅的にはタオルを折って使うタイプです。壁の幅、スイッチ、鏡の開きを加味して絶妙な位置になりました。

このタイプのリングは輪が前後に動くので、バーよりも掛けたり外したりがしやすいのと、タオルが壁に当たりにくい特徴があります。

 

こちらはトイレに採用したリング型。はじめから壁から浮いた形なので、タオルが壁に触りません。

 

 

半分輪になったこのようなタイプもあります。このタイプのメリットは、タオルが取り外しやすいこと。使う時にタオルが落ちないよう、開いた部分は奥に向けるのがポイントです。

 

 

収納扉についたタオル掛け

こちらのトイレ交換工事。見渡してもタオル掛けはありませんが、じつは下の収納の取手に見える部分がタオル掛け。TOTOネオレストシリーズの付属品です。

 

扉に付くものとしてはこんなタイプも。

こちらはLIXILの洗面台につくタオルクリップです。タオルを掛けるのではなくクリップでつまむ方法。付近にタオルを掛けられる壁がない、そんな時におすすめです！

LIXILさんより

 

タオル掛けがない場合

こちらのお宅の洗面にはタオル掛けがありません。使ったタオルを都度洗う習慣でいらっしゃったので、タオル掛けは不要とのことでした。

その変わりに、今までと同じ位置にあったタオル収納を手に取りやすい形に変更しました。

またトイレについて言えば、トイレ内では手を洗わずに洗面に出てから洗うという方も少なくありません。そんな場合はそもそもトイレ内に手洗いがないので、タオル掛けも付けません。

---

この様にタオル掛け、意外と選択肢があるものです。

またタオル掛けの位置によっては天板や床にぽたぽたと水が落ちてしまうので、意外に場所も重要。付ける部分には下地を入れる必要もありますので早めの決定が必要です。

もしこだわりがあればお聞かせ頂き、おまかせ頂いた場合は上記のように色々な条件を鑑みながら使いやすい形や位置でご提案しています！