中野区マンションリノベーション エアコンの先行配管をしました
築55年のマンションでリノベーション工事が進行中!
このマンションは、リビングにはエアコンが付いていますが、反対側にある洋室には、室外機を置く場所がないため、エアコンが付けられませんでした。
昔は現在のような耐え難い暑さではなかったですし、私の個人的な感覚でも、扇風機だけで夏を過ごすことができていました。でも今は、エアコンがない部屋で長時間過ごすのは無理ですよね。
このマンションはオリジナルの床はカーペット直貼りですが、今回のリノベーションでは、遮音性能のある床組みをします。
そこで、床下の空間にエアコンの冷媒管を転がし(通し)、ベランダ側の室外機まで結ぶことで、洋室2部屋にもエアコン設置を叶えようという計画です。
今回のリノベで室内にあった給湯器もベランダに出すため、給水給湯配管、追い焚き配管も床下を通ります。
エアコンの冷媒管は、機種によって最大長さが決められているため、室内機と室外機を結ぶ冷媒管がトータルどれだけの長さになるか、最適最短の配管ルートを考えます。
どちらの部屋も間仕切り壁にエアコンを設置して、壁内に冷媒管を隠蔽します。
ところで、エアコンには、ドレン管という水が排出される管がつきもの。
室内機と室外機が近い場合は難なくドレン管も冷媒管といっしょにベランダに抜けますが、このようにベランダから遠い部屋は、近くにある排水口に繋ぐという選択になります。
結露防止の被覆がしてあるドレン管は、よく見かける細いジャバラの管と違い、しっかりとした太さ。
水の逆流を防ぐ逆止弁も付け、壁には点検口も必要です。
こうしたやり方でないと、室外機置場のない部屋には、窓用エアコン(窓に付けるタイプのエアコン)をつけるしか部屋を冷やす術がありません。
築年数の古いマンションでしばしばぶつかる室外機置場のない部屋のエアコン問題。
リノベのような大掛かりな工事をするチャンスが、空調問題解決のチャンスと言えます。
![]() |
![]() |