マンションリノベ 衝立のような壁使いで完全に閉じない部屋
リビングに隣接するお部屋は、リビングとつながりを持たせることが多いですが、間仕切りの引き戸を開けてリビングと一体感を持たせるのが最もよくあるパターン。
一方、建具(扉)を設けずに、壁だけでゾーン分けして、リビングとは別の使用目的のあるコーナーをつくる手もあります。
リビング側からは壁が衝立のような役割で目隠しとなりつつ、完全に閉じないためゆるくリビングともつながり、広さを感じることができます。
こちらはリビング隣の和室をリビングとつなげた上に、ベッドを置いて休むための半個室にしたリフォーム事例です。
壁の内側から見るとこんな感じです。
収納が豊富で、壁面のクローゼットはリビングにも続いていてアクセスが便利。
衝立風の壁はクロスの色を変えてアクセントにしています。
壁の上部には通風のための開口も。
リビングとつながってはいますが、壁に囲まれているので落ち着いた空間です。
空調も共有できます。
こちらも似たような事例ですが、壁で囲まれておらず、ほんとうに衝立風の間仕切りです。
リビング側というのは、バルコニーがあって南に面していたりして暖かく、北側の洋室より居心地よくて、とくにお一人住まいだと生活のほとんどをリビングゾーンで過ごしがち。
でも、完全なワンルームだと壁がなくて家具の置き場に困ったりもします。
そんな時にはこういったレイアウトでゾーン分けすると空間の使い勝手がよくなります。
こちらは画面中央の白い壁で囲まれた向こうにベッドルームがあるのですが、
角部屋なので窓のある外壁面に沿って壁の向こう側へ移動すると、
こんなふうにベッドが置いてあります。
リビング側からは見えません。
リビング側には引き戸がついているので2WAYと言えます。
ただ、こちらは完全に閉じない理由が他にありました。
ここに閉じられた個室をつくると、エアコンの室外機置場がないため空調問題が発生したのです。
予算の関係等もあり、床を上げて先行配管まではしない計画。お若いご夫妻の二人住まいだったので、壁の一部を開けてリビングの空調を取り込むことにしたのです。
また、リビング側に向いた壁面は、プロジェクターで映像を投影するために適した白いクロスを張りました。
それぞれのお客様にそれぞれのちょうどいい住み心地があります。
「閉じない壁」もアリですよ。
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