練馬区マンショントイレの改装でLIXILのJフィットを設置しました

トイレの改装をご依頼いただいたお客様。
既存はタンクつきのごく普通の便器セットでしたが、以下のようなご要望がありました。

★手洗い器の独立(手洗いはキャビネットの真ん中ではなく片方に寄せたい)
★便座・便フタをリモコン操作で開閉したい
★タンクをキャビネットで隠したい

お客様自らTOTOショールームに行かれて、レストパルでプランを作成してもらっていましたが、レストパルだと手洗いが真ん中になってしまうことがわかり(便器がフロートしているレストパルFなら片方寄せがあります)、LIXILで検討したところ、お客様のご要望をすべて叶えられる「Jフィット」という商品がありました。

TOTOレストパルは施工したことがありますが、LIXILのJフィットはお初です。

Before
既存トイレの様子 施工前

トイレのリフォームは時間との闘い。
まずは朝一番に設備屋が既存便器セットを外します。
トイレはこの瞬間から使用できません。

既存便器撤去

既存便器セットの運び出し

既存便器セットを搬出

お次ははクロス・CFシートを張り替える内装屋にバトンタッチです。

クロスの張替え トイレクロスの張替え

広い部屋でしたらクロスに糊をつける機械を持ち込んで、糊をつけながら作業しますが、トイレ単体リフォームですと、あらかじめ糊をつけてくることも多いです。
剥がして張る「張替え」の場合、剥がした壁下地の状態により、作業にかかる時間が左右されます。
たとえば、結露の湿気などで壁の石膏ボードがぐずぐずになっていたりすると、そのままでは新しいクロスが張れませんから、下地処理といって、壁を整えるひと手間がかかるわけです。
幸い、こちらのお宅は、比較的下地の状況はよかったので、スムーズに壁・天井クロスの張替えが進みました。

床にはCFシートを張ります。ロール状なので、床に広げながら床の寸法にカットして敷いていきます。
そして、ソフト巾木もしっかりと接着。

CFシート張替え

さて、内装工事が昼には完了しました(平均より早いです)。

お昼をはさみ、午後一番から、再び設備屋にバトンタッチ。

Jフィットの設置

こうしたキャビネットがつくタイプは、通常のタンク+便器の設置以外にやることが多いので、時間も余計にかかると考えた方が無難です。
この現場はマンションの管理規約で、改修工事は17時までと決められていたので、なんとかそこまでに終わらせたい!

Jフィット施工途中 キャビネットの中にタンク

手洗いは左右どちらでもOKになっています。
面ファスナー(マジックテープ)でカウンターと密着させるしくみでした。

Jフィット手洗いの底面 手洗いをつける場所 Jフィット手洗いがついた

左右は扉が開いて収納になっています。
コンセントが干渉しそうなことは現場調査時からわかっていたので、お客様に加工が必要になるかもしれないこと、最悪左側の扉は開かなくなるかもしれませんとご説明、ご納得いただいていました。

Jフィット収納扉

でも、なんとか扉の開閉軌道とスレスレで、やわらかいビニル製のベロが扉についていたため、予測ほどの事態にはならずに済みました!よかった!!!

アクセサリーの取り付け

紙巻き器やタオル掛けなどは、壁下地のあるところはしっかりビス止めできますが、ないところはボードアンカーなどを使い、がっちり固定します。

After
LIXIL Jフィット施工完了

職人たちの頑張りのおかげで、制限時間内に完成させることができました!
日中トイレが使えなくてご不自由をおかけしましたが、お客様にもご満足いただきよかったです。
LIXILのJフィット、どのような造りなのか、設置してみてよくわかりました。
わざわざサイズオーダーしてトイレ空間の間口にキャビネットをフィットさせるのではなく、手洗いの下にカウンターが入り込んでいたり、扉がアジャスト式だったりという工夫がしてあって、職人も施工性はいいと言っていました。
ご検討の方は、この記事を参考になさってみてくださいね。

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