練馬区リノベーション 将来のメンテンナンスの為に点検口を設置
築約50年の練馬区のマンション。今回のリノベーションで室内にあった給湯器をバルコニーに移設します。それに伴って、給水管、給湯管、ガス管も床下部分を這わせてバルコニーまで通します。
今回は加えてエアコンの先行配管もここに通しますので、それらを隠す棚を設置します。
そんな大事な血管が集まっているような場所ですので、万が一不具合があった時や、機器の交換などで必要な際には内部を確認したいもの。
そこで棚の背面に30㎝角の点検口を付けました。物を置いてしまえば目立たない場所です。
点検口にはサイズも色々あります。手が入れば作業が出来る部分には小さなもの、大きな機器を出し入れする可能性がある場所には大きなものを選べます。
あまりあって欲しくない事ですが、上階からの水漏れがあった際などは後から開けることも可能です。ピンポイントで修理する場所に開けられれば、大がかりな工事を避けられます。
点検口の色は白やシルバーなどがあり、濃い色の壁紙だと四角い縁が目立つので注意が必要です。あってもあまり気にならないパーツではありますが、なるべく物で隠れるような場所に作ります。
普段は気にしていないけれど住まいの安心のために存在している、そんな部材が点検口です。