売却せず資産として所有するためのリノベで実家も生まれ変わる

長く賃貸にしていた元ご実家を受け継いでご自身のオアシスに

施主様がやりたいことを盛り込みつつ、将来再び賃貸にすることも視野に魅力ある住まいを目指して。

O様が受け継いだ住まいは、築50年になる元ご実家。
長い間賃貸物件として人様に貸していらっしゃいましたが、貸借人が出られたのをきっかけにご自身が住むためリノベーションをすることになり、弊社にご相談いただきました。
施主としてやりたいことはこんなこと。
★天井に羽目板を張ってバルコニーから見える外の緑とマッチしたナチュラルなリビングにしたい
★マグネットが使える化粧ボードを多用してみたい
★洋室のドアの上にガラスブロックをあしらいたい
いずれも住まいに個性を与えるポイントとなるような素材たちでした。
私達がご提案したのは、リビングの一角にワークスペースを設けること。
コロナ禍以降定番になった在宅ワークだけでなく、多目的に使える小空間は、いずれまた賃貸物件にした際に内見者に魅力的に映ると考えたのでした。
O様も喜んで受け入れてくださいました。

世代間で住まいを受け継ぎ、愛着を持って住む。自信を持って貸し出す。

リビングに隣接したおこもりにちょうどよいワークスペースは、スモークブルーの木目のマグネット対応化粧パネルをカウンターの前に張ったり、壁には棚を付けて書籍が置けるようにして、小さくても居心地の良い空間になりました。
リフォーム前の洗面台は浴室の入口にかぶる配置で、出入りの際に洗面ボウルに腰をぶつけそうな動線でした。
ユニットバスも洗面台も従来と反転して出入りをしやすくし、どちらもサイズアップして広やかに。
浴室入口の段差も解消しました。
キッチンはI型のレイアウトはそのままに、食洗機を搭載し、ここもマグネットがきく壁パネルにして、好きなところに付けられるマグネット式の棚を投入です。
築年数が経っていても、室内はぐんと快適にリニューアルできます。
お施主様がやりたいことを汲みつつ、長い目で見て有益なお金の使い方のバランスを考えながらご提案することが、私たちの腕の見せ所！とあらためて感じたO様邸でした。