理想的な中古物件とのめぐり逢いでかなえる唯一無二の住まい
1Fは地域の子供たちの食堂にもなる集会室、
2~3Fの住宅部分は減築することによって開放的な空間に。
法規に合わせて減築したことで吹抜けのある開放的なリビングに
I様はご夫婦+3人兄弟の5人家族。ご友人と共に、地域の子供達が安心して集まれる場をつくり食事を共にする活動をされています。もし自宅に集会室があれば…と思っていた時に、ご自宅からほど近いこちらの3階建ての物件と巡り合います。そこはとある団体の稽古場だったため1Fが独立した大広間になっていて、ご希望にぴったりの物件でした。
ひとつネックだった事は建物が容積率を超えていたこと。法に準じた場所で活動されたかったI様は「減築」を選ばれました。
3Fの和室とキッチンだった部分の床を抜いて吹抜けに。その結果、2Fの子供室とリビングがゆるやかにつながった空間になりました。リビングからベランダまでは橋のように通路をかけています。上下階で「ごはんまだ~?」「お風呂空いたよ!」なんて会話も生まれそうな楽しい空間です。
輸入タイルや海外製のクロスetc.こだわりの素材と照明がマッチする空間。
もともと素敵な空間づくりがお上手だったI様夫妻。ご主人様はヨーロッパ留学中に見かけたような木の風合いの扉をご希望。玄関ドアを変えることで建物の表情が変わりました。室内にもご自身で色を塗れる素材のドアを選んでいます。
キッチンはメーカーの既製品ですが、家具風の吊戸やタイル壁を合わせることで雰囲気のあるキッチンになりました。
1Fと3Fの洗面室は造作洗面台。正面には手仕事感のあるタイルを貼り、輸入クロスやお手持ちの鏡などを合わせました。場所ごとに違う素材を選んでいますが、全体としてI様らしいテイストで統一されています。また灯りも大事にされていて、各所にお気に入りの照明をご支給して頂きました。
1Fの集会室にはミニキッチンを設置し、食事を供せるようになっています。滑りにくくお手入れしやすい素材の床を選び、ベニヤ貼りだった壁も一新。明るく広々した空間になりました。
計画から着工までは長い時間が必要でしたが、「皆が安心して楽しく集まれる場所をつくりたい」というお気持ちは一貫して変わらなかったI様。ご家族と地域の方々にとって、楽しく憩いの場所になることと思います。
リノベーション フォトギャラリー
工事データ
中古戸建て+リフォーム
- 面積
- 126㎡
- 工事費
- 000万円
- 工期
- 2.5ヵ月
- エリア
- 東京都 武蔵野市
- 施工
- 2020年2月