必要な物、必要な機能にしぼって創った自分達らしい終の棲家

終の棲家は自分たちらしく。
ご夫婦どちらにも快適な居場所をつくるリノベーション

スッキリ収納の秘訣は、物の選定とゾーン分け

K様は築50年ほどの大規模マンションにお住まい。
今回はお母様が暮らしていたお部屋が空いたため、そちらにお引越しするタイミングでリノベーションを施すことになりました。

子育てに介護にと忙しくされてきた奥様。ご主人の転勤などで色々な家に住んできたけれど「自分のための家」に暮らしたことがなかった気がする、とお話して下さいました。
終の棲家は「ああ、ここがわたしの家だ」と思っていただけるように。
元々すっきりと暮らし上手だったK様がつくった家は、収納をよく考えた住まいとなりました。

お料理好きな奥様、キッチンはあえて独立感のある間取りにし「何がどこにあるか一目で見える収納」をご希望されました。
収納に扉はつけず、調味料などを置く浅い棚と、家電や大きなお皿を仕舞う深めの棚を設けています。
これが叶うのも、物を厳選して本当に普段使うものを並べているからこそです。

その他の収納も、何を持ち何を手放すかをよくご夫婦で話し合い、ゾーン分けをして行きました。
共有の場所で使うものは話し合って決め、それぞれの場所の管理はお任せする。
お互いを尊重し、ストレスなく暮らす秘訣です!

レトロな小物やタタミの小上がりでほっとする空間に

今回リノベーションすることで、ご夫婦それぞれのお部屋が出来ました。

まずご主人の空間はリビングの隣。入口は3枚の引込み戸で、昼間はリビングの続きとして広々と使え、お休みになる時に閉めれば空調効率もムダがありません。
ベッドを置く変わりにタタミの小上がりを造作しました。昼間はソファ替わりに使ったり、ゴロゴロスペースに。布団は下の引出しに収納しています。

奥様のお部屋は元の和室。床はポリエステルの繊維を編んだもので、クッション性もありつつベッドも置ける丈夫な素材。和室にもよく合います。ご主人のPCデスクも置いて、それぞれの空間が完全に閉じるのではなくゆるく繋がっています。

K様邸は元々の親子ドアを再利用したり、長くお使いの家具や照明を取り入れるのがとてもお上手。そのおかげで温かみがあって、どこかほっとする空間になっています。
リビングに奥様のお好きなものを飾る素敵なコーナーをつくられたり、新たな暮らしを楽しんでいらっしゃいます。

リノベーション フォトギャラリー


工事データ

中古マンション+リノベーション

面積
62㎡
工事費
1000万円
工期
3ヵ月
エリア
東京都 練馬区
施工
2022年10月


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