練馬区リノベ バリアフリーと収納の工夫でいつまでも安全な住まいに

70~80代のご夫妻の住まいはリノベーションのご負担をなるべく軽減しながら行いました

住みながらできる範囲のリフォームか、配管も更新して安心なリノベーションか、じっくり考えてご決断

お子様たちが巣立ったあとも忙しくお仕事を続けられ、気づけば70・80代(お二人とも若々しくとても見えませんが…)のご夫妻。

築50年を超えるこちらのマンションは室内(洗面室)に給湯器があります。ご相談のきっかけは給湯器の交換とリビングのカーペットの貼り替えでしたが、ご主人様が心配されていたのが建築当初から変えていない給排水配管でした。

配管更新を行う場合は工事範囲を大きく広げなければならず、住みながらの工事は出来ませんし、コストも大きく変わります。そこで、住みながら行える最小範囲の工事~仮住まいして頂いて行うリノベーション案まで、3つのプランをご提案してゆっくりとお考え頂きました。

リフォームにあたっては40年の間に増えた荷物も大きなネックでした。熟考されている間にもH様はこつこつと片付けを進められ、最終的にリノベーションの形でご依頼を頂きました。

このタイミングで手放される家具はマスターアート提携の業者で処分を承り、引越しも荷物を詰めるサービスを使われました。それでも大きなご負担をおかけしてしまうのですが、なるべく軽減できるよう今回のプロジェクトがスタートしました。


終の棲家はバリアフリーを叶え、通路をふさぐ荷物をなくしてスッキリ安全な住まいへ

今回のリノベーションのポイントはバリアフリーと収納計画でした。

動線を楽にするために水廻りを広げ、将来介護が必要になった際も考慮して広めの引き戸を多用しています。どうしてもユニットバス入口に段差が出来てしまうので、洗面室にスロープを設けて完全なバリアフリーに。各所に手すりを付けたり、玄関に造作の椅子を設置して、家の中を安全な場所にしています。

また今までの住まいでは廊下に本棚が置いてあったり、寝室にも物が積まれて危険な箇所もありました。もともと収納はたっぷりあったものの、すべてが押入サイズ。使い勝手を良くするためにクローゼットサイズに縮め、開閉も引戸にしました。さらに廊下にはあえてオープンでパイプを渡しただけの収納場所を造り、上着やすぐ着るものをちょっと掛けられる場所にしました。

収納の奥行きが変わると今まで使っていたプラケースが使えなくなりますので、合うサイズの収納をご提案。購入と設置まで承り、お引越しのあとにすぐ生活が始められるようお手伝いもさせて頂きました。

戻られて生活が始まってから「よく考えられていて、生活しやすいわ」とおっしゃって頂いたのが何よりの喜びです。
物の取捨選択やお引越しが大変だったかと思いますが、これを機に生活空間が本当にすっきりされ、ゆったり暮らしを楽しまれているのではと思います。

リノベーション フォトギャラリー


工事データ

中古マンション+リノベーション

面積
92㎡
工事費
1200~1300万円
工期
2ヵ月
エリア
東京都 練馬区
築年数(竣工当時)
築50年


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