中野区築55年マンションリノベは空調問題解決で居住性アップ

室外機置場のない洋室にエアコンをつけるには・・・
リノベーションだからこそ叶う方法があります

施主のお父様の代からの所有マンション
家族の思い出がたくさんつまった住まいを大切に住み継ぐために築55年のお部屋を全面リニューアル

長く賃貸にしていたご実家を、借主が出られたのを機に全面改装に踏み切られたY様。
想定としては、まずY様のお嬢様ご夫妻が入居し、お子様が生まれるなどして他所へ移られたらY様ご自身が終の棲家とするか、売却することも視野に入れたいので、間取りはスタンダードなプランにしたいとのこと。
リビング隣の和室は洋室化してリビングと繋げたり仕切ったりができるように。
老朽化している住宅設備はすべて一新し、配管も漏水の不安がないようすべて更新します。
窓の外に豊富な緑を望む居心地抜群のLDは、閉鎖的だったキッチンをオープンなレイアウトにして、シンク前に立ちながら外が眺められるように一部を対面カウンターにしました。

リビングの反対側にある室外機置場のない洋室2部屋にエアコンを設置することが命題でした

既存の床は、モルタルの上にカーペット敷きでしたが、マンションの規約に則った遮音性能を持つ二重床仕様にしてフローリングを張りました。床を仕上げる前に床下に冷媒管を先行配管しベランダに置かれる室外機まで通して、洋室にエアコン室内機を設置する計画にしました。
エアコンから排出するドレン水は、勾配を確認した上で洋室に近いトイレの手洗いの排水に結ぶことで処理します。
ふつうは冷媒管と一緒に屋外へ出されるドレン管ですが、さすがにこの距離だと排水を導けません。
洋室の壁には点検口を設け、ドレン管に付けた防臭効果のある逆止弁をメンテナンスできるようにしました。また、ドレン管自体も結露しないよう被覆された断熱タイプにしてあります。
こうして洋室にもそれぞれエアコンがつき、快適に過ごしていただけるようになりました。
夏の暑さが厳しい昨今、住まいの居住性を高めるために空調設備は必須です。今回のようなパターンはリノベーションの機会でこそ叶うもの。Y様ご家族が気持ちよく住んでいただけるような空間が完成しました。

リノベーション フォトギャラリー


工事データ

中古マンション+リノベーション

面積
85㎡
工事費
1500万円~1600万円
工期
2.5ヵ月
エリア
東京都 中野区
築年数(竣工当時)
築55年


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