世田谷区マンションリノベ 玄関収納は浮かせて設置を推奨します
年神様が各家に訪れるお正月。
玄関はすっきりと整えられ、タタキが掃除されていることが望ましいわけですが・・・
毎日出入りする場所で埃もたまるし、靴の他にも意外と物が多くなりがちなゾーンですよね。
世田谷区の築古マンションは、マンションには珍しい間口の広いゆったりした玄関です。
一戸の間取りの真ん中に玄関が位置しており、右に行けばリビング、左に行けば個室、廊下に面して洗面室・トイレという形。
そして建設当初は室内に給湯器が設置されていたため、いわゆるボイラー室なるものが玄関ゾーンにありましたが、時代とともに給湯器をベランダに出すことが許され、ボイラー室は玄関の収納として活用できることに!
ガス給湯器があるここに、雑多なものはなんとなく置きづらいため、有効利用ができませんでした。
そこで・・・
給湯器をベランダに移設し、玄関収納として再構築します。
片開きだった扉はスライド開閉できる上吊り引き戸に、しかもミラー仕様で出がけに全身をチェックできます。
開ければ奥にはたっぷり物が入る棚板、手前はブーツやゴルフバッグやベビーカーを置く場所として重宝します。
一方、反対側にはこんな靴箱がありましたが、ここに大容量の靴箱を、タタキから浮かせて設置しました。
これだけ大きな箱を壁に付けるので、ビスがしっかり利くように下地は合板にしておきます。
こんなふうに、靴箱は浮かせて設置すると、タタキの掃除もしやすくなり、視覚的に玄関が広く(ただでさえ広いのですが)感じられます。
はいた靴をすぐにしまいたくないときは、靴箱の下にちょっと追いやっておけば、次に出かける人の邪魔になりません。
住まいの顔「玄関」。印象を決めると言っても過言ではない場所だけに、リノベーションの際は力を入れてプランしたいですね。