新宿区の社員寮だった19戸を個性あふれるリノベーションで満室経営に
金融企業の社員寮だったワンルームを一般賃貸向けにリノベーション
築30年近い建物をメンテナンスしつつ魅力ある賃貸に
長い間企業の社員寮だった物件が契約更新時期を迎えるのを機に、一般向けの賃貸物件へ転換を決断されたオーナー様。しかし設備の老朽化や時代に合わない内装など、市場に出す前にしっかり手を入れる必要がありました。
寮の食堂として使われていた最も広い部屋には浴室がなく、他の部屋もトイレ・洗面・浴室がひとつになった3点ユニット。リノベーション後はトイレを独立させ、従来はなかった室内洗濯機置き場も必須です。
ミニキッチンは足元がすっきりしたステンレス製をセレクト。元食堂だった部屋は対面型のキッチンがポイントになりました。
またそれぞれの部屋に異なるアクセントクロスを貼って特色を出し、クッションフロアだった床材もフローリングに変更。
スタート時に内見に来た人が同じ建物内でいろいろな部屋を見てお気に入りの一室を選べるように、そして近隣物件との差別化を図りました。
味気なかった内装も 柄クロスと木の色味で いきいきと
沿線にはターミナル駅や有名大学があるため、通勤通学をする若い単身者に住んでもらえるよう、設備の基本スペックを整備しました。
暖房乾燥機付きユニットバス、洗浄便座付きトイレ、室内洗濯機置き場、IHコンロ付きステンレス製ミニキッチン、クローゼット、シューズボックスの他 ライティングレールにスポットライトを複数付けて、20㎡弱のワンルームで制限されやすい家具の配置に対応できるような工夫をしました。
元食堂は、ワンルームでも唯一2人で住める広さ。ウォークインクローゼットや洗面脱衣室もあり、対面型キッチンが開放的な心地いい空間に。
一般向けに募集をするため外観やセキュリティも大切な要素になってきます。そこで建物のエントランスもリニューアル。道路面から緩やかな勾配で下がるアプローチには両サイドに格子を設け、夜間はライトアップして安心感と表情をプラスしました。
完成後の募集では晴れて満室御礼となり、建物の価値再生が叶ったことでオーナー様にもご満足いただくことができました。
リノベーション フォトギャラリー
元食堂だった部屋は外壁に沿った曲線と対面キッチンで個性的なお部屋に
その他の部屋はアクセントの壁紙で色々な表情の部屋をつくっています
1Fの床は無垢、2Fは遮音のフローリングを採用しています
部屋の形に合わせて玄関や収納の配置のパターンがいくつかあります
エントランスは縦格子とライティングで印象的に
BEFORE & AFTER
工事データ
■タイプ:社員寮+1棟リノベーション
■エリア:東京都 新宿区
■面積:–
■竣工当時の築年数:27年
■工期:3.5ヶ月