玄関収納は既製品のシューズボックスや造作棚などで自由に構築可能
玄関リフォーム・リノベーションではどのような玄関収納を選ぶと良いでしょうか?
マスターアートでリノベーションした色々なお宅の事例でご紹介いたします!
既製品のシューズボックス
面材や色、形をこだわりたい場合には家具屋さんで造る場合もあります。世田谷のM様邸では天板を大理石にし、デザインと素材をドアと合わせた框扉で造りました。間接照明も仕込んだ素敵な玄関収納です。
ただ工期やコストを考慮した時にバランスが良いのは既製品のシューズボックスです。マスターアートではPanasonicのコンポリアシリーズをよく使います。既製のボックスを組み合わせることでそのお宅に合った形を構築することが出来ます。
キャビネット(下台のみ)収納
玄関を広く見せたい場合、靴の量がそれほど多くないお宅はキャビネット(下台)のみがスッキリします。このタイプはキャビネットの上に季節の飾り物が置けたり、鍵やハンコなど玄関で使うものを置くことが出来ます。照明などを使いたい場合はコンセントの用意をお忘れなく!
トール収納
世田谷のI様は「台があると物を置いてしまうので」とあえてトール収納のみに。確かにこれなら雑多になりません。足元に靴を仕舞えるように箱を浮かせたフロートスタイルです。目線が床の奥まで届くので、これも玄関が広く見える秘訣です。*こちらはコンポリアではありません
キャビネット+吊戸
こちらは幅80㎝の収納。台があった方が物を置けて良いけれど、収納力も欲しい場合は吊戸棚を足します。正面の壁をアクセントクロスにすると玄関に表情が出ます。
キャビネット+トール収納
幅1.2m以上あればこんな風にキャビネットにトール収納を組み合わせられます。トール部分の扉を鏡付きにすれば、靴を履いた姿でお出かけ前のファッションチェックが出来ますよ!
この形は分電盤があったためL型ですが、さらに吊戸を足してコの字型にする事もあります。
ちなみに面材のお話をしますと、近年人気なのはナチュラルな質感の木目調。でも下のお写真のように鏡面の面材を選ぶと高級感が出ます。扉にダウンライトの光が反射していますが、鏡のような役割で空間が少し広く感じられる効果も!
シューズクロークタイプ
こちらもキャビネット+トールに見えますが、トールの方は同じくPanasonicのクロークボックスというシリーズを使っています。クロークボックスは足元に底板がないので、ゴルフバックやベビーカーなど足元にそのまま置けるのが特徴。内部構成の種類が豊富にあり、靴だけでなく「ファミリースポーツ収納プラン」「アウトドア・園芸収納プラン」など、仕舞いたいものに合わせて選べます。
Panasonicより プランの例
造作可動棚+折戸扉
こちらは建築工事として折戸を設け、内部は造作可動棚で構築した形。見た目的にはクロークボックスと似ていますが、天井までの扉に出来たり、内部空間を自由に大きく使えるのはこの形。
内部が変形の空間でも、梁があっても大丈夫!
オープン収納
こちらは渋谷区の賃貸事例。見せる収納になるので少数精鋭の靴をショップのように並べて頂くと良いでしょうか?代官山にも近い立地でしたので、ファッション感度が高い入居者の方をイメージしました。扉がない分、蒸れることがなくお出掛けがスムーズになる利点もあります!
この様に玄関収納には色々な形があります。またそれぞれのお宅により家族構成もお持ちの靴の量も様々。
どのくらいの収納量が必要か、どんな風に玄関を使いたいかをイメージしながら決めて参りましょう。