リノベーションで納戸を造る際、効率的に収納できる棚の配置は?
住まいの中には「日々使ってはいないけど持っていたい物」ってありますよね。ミニマリストさんでない限り、たまに使う家電、子供が残していったもの、ツリーや季節人形など今すぐ手放せない物をお持ちかと思います。
各部屋にクローゼットなどがあっても、扇風機は息子の部屋、ツリーは娘の部屋、など分散して置くしかない場合もあるのでは?
マンションリノベーションでもスペースが許すなら造りたい「納戸」。とはいえ限られたスペースの中、どのように使ったら無駄がなく構成をできるのか考えてみたいと思います。
お手持ちのタンスを入れて使う
納戸に仕舞いたいものは何でしょう?それによって内部の構成が変わってきます。もしお手持ちのタンスをそのまま入れて使いたい場合は、そのサイズが入るように計画します。
こちら練馬区でリフォームしたK様では素敵な桐のタンスをお持ちでした。今までは枕元にあり地震で転倒が心配でしたが、寝室の横に造った納戸に入れ込みました。
もちろんサイズを測ってきちんと置けるように計画します。
布団を収納する
ベッド生活とはいえ、ゲスト用や季節外の予備の布団をお持ちの方は「押入」の用途も欲しいもの。
幅1m、奥行き70㎝あれば三つ折りにしたシングルの布団を置けます。
ただ最近は敷布団も4分割で折れるもの、丸めて立てられるものなどコンパクトに仕舞えるようになっています。かならずしも「押入」の形状でなくても良いかも知れませんね。
書類など細かいものを仕舞う
本やアルバム、取説、ミシンにアイロンに生活雑貨のストックに…
とにかく細かなものを収納するなら棚!こちらは棚だけで構成された納戸です。棚板はすべて可動で、約1.5㎝ずつ高さを変えられるのでムダなく物を仕舞えます。
通路は人が一人立てるくらいの幅。図書館みたいですね。
服を収納する
とにかく服が多いんです!という方にはたっぷりのパイプ+棚で構成したこの形。世田谷区のT様邸の納戸は広く取れたので、奥行を深くして前後に服を掛けられるようにしました。収納量は2倍にはなりませんが、長いものと短いもので分けて掛けられます。
背面にラックなどを置けばバックも置けて、ここでファッションショーが出来そうです。
混合タイプ
一番多い形がこういった納戸です。
布団収納+クローゼット
布団収納+小物棚
バリエーションは色々です!
この様に、一口に納戸といっても造り方によって収納するものが変わります。
リノベーションを計画される場合はお持ちの物と量をざっと把握して、どの部屋に何を仕舞うと便利かをイメージしてみて下さい。
もしくは「ここが不便」というお話を聞かせて頂ければ、不満点を改善した使いやすい収納をご提案出来ますので、ぜひご相談下さいね。
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