T様邸リノベ エピソード③

さてさて、T様邸リノベーション、前回は設備機器の仕様を決めるためショールーム見学をしたところまで。
その日のうちに確定することもあれば、いったんおうちで冷静にカタログなどを見返し、決断されるお客様もいらっしゃいます。
T様ご夫妻も、後日ショールームを再訪され、よく話し合って決められました。

製品によっては納期がかなりかかるので、工期と鑑みて、無理のない納期のものをチョイスすることになります。
T様邸の工期は、新型コロナウィルスが現在のように蔓延する前でしたので、便器などもギリギリ品薄・欠品にならずに確保することができ、胸を撫でおろしました。

着工前に管理組合に工事届を提出、近隣住民への挨拶回り、マンション共用部の養生などをすることについては、エピソード②で語りました。
工事のスタートは解体工事からです。
工事の規模にもよりますが、2日~4日くらいかかります。

既存の直貼りの防音フローリングを剥がして新しいフロア材を貼れる下地にしていかなければなりませんが、直貼りフロアは裏にラバー材がついており、べりべり剥がすとそのラバー材が床面に残るので地道に撤去する作業がこれまた大変です。
 
床の下や壁の中、天井裏に存在する各種配管関係も、リノベーションで更新するために、注意深く撤去します。
やみくもに解体して室内をスケルトンにすればよしというものではなく、限られた日数で効率よく周囲への騒音にも配慮しながら、リノベのはじめの一歩を踏み出す解体工事。技術が必要です。
 
T様邸の既存のお風呂(正確にはシャワールーム)はシステムバスではなく、タイルの上からバスパネルを貼った形跡のある壁面。
二重の壁を壊し、床タイルも解体撤去です。
解体前↓

解体後↓(バスパネルを剥がして露になったタイルの壁・これも剥がします)

最終的には発生材をすべて運び出し、室内はこの状態になります。

お次は木工事、大工さんの登場です!

つづく

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