T様邸リノベ エピソード⑤

左官屋さんは、モルタルで下地を均したり配管溝を埋める仕事をします。
マンションリノベ・リフォームになくてはならない存在です。
在来工法という、システムバスでなく昔ながらの手作りの浴室であるT様邸は、浴室周りにも左官屋さんの仕事はいっぱい。

浴槽を据え付けるステージやエプロン部分をブロックで造り、タイル下地を仕上げていきます。

↓見えているのは洗面台の給水給湯管と排水管です。

↓こちらはキッチンゾーン。

他にT様邸では、寝室の一部の壁面を珪藻土で仕上げました。

珪藻土も左官系の素材ですので、左官屋さんの仕事です。
珪藻土は消臭・調湿機能が優れているので、寝室にはピッタリです。
一面だけでも効果はあります。
T様邸では刷毛引き仕上げといって、刷毛の細かな横線が味わい深いテクスチャーにしました。

珪藻土を塗る日は現場に立ち会って、テクスチャーの出方を確認します。
人の手によるものなので、あくまでも自然な感じに。
塗り壁はヘアクラックと言って、施工後に細いヒビが入りやすいものですが、それを自然現象として許容していただけるお客様向け、とも言えます。珪藻土選択の際にはそこのところを必ずご説明します。

ちなみに我が家も珪藻土の壁でもう20年近く暮らしています。
新築して一週間後にはリビングの壁にヒビが入りましたが、夫「うん、まぁ、珪藻土ってそういうものだからね」・・終わり。
雨の日はリビングで折り畳み式の物干しを出して洗濯物を干すのですが、一切部屋干しの匂いがしません。
珪藻土パワーのおかげかなと思っています。

室内物干しは、過去のブログでもご紹介しましたが、当時、通販生活で推していたこの宮本式ハンガーです。
畳むと厚さ3cmくらいになるので、リビング片隅の家具の陰に置いていても目立たず、必要な時にサッと取り出せます。
アルミ製でとても軽いですが、ピンチやハンガーをたんと掛けても倒れません。
話がそれましたが、おすすめです^^

つづく

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