マンションリノベ 差別化のために賃貸物件「だからこそ」行う方法
マスターアートでは多くの賃貸物件を再生してきました。
とはいえ普段は持ち家のリノベーションがほとんどのため、賃貸経営オーナー様の物件や原状復帰を主に行っているわけではありません。
そのせいでしょうか、我々が造るお部屋は賃貸物件ならではの基本を押さえた上で、それぞれのお客様のお宅を造るのと同じように居住性を大事にしています。
そんな中、賃貸「だからこそ」を意識して住まいに採用した事を集めてみました!
アクセントクロス
賃貸物件の場合、コストバランスは大事です。ビニールクロスは同グレードから選ぶ場合は柄や色が違ってもコストは変わらないため、アクセントクロスを貼るのは効果的。
賃貸だからこそ、一目で「他と違うな!」と思って頂けるような場所をクロスで表現しています。
モルタル柄
長くトレンドが続くモルタル柄。部屋のどこかにあると、ぐっとお洒落な雰囲気が出ます。こちらは対面キッチンのダイニング側に本物のモルタルを塗っています。
こちらは梁をクロスで仕上げずにあえてモルタルむき出しで仕上げました。
ちょっと男性っぽい雰囲気が出ますが、ナチュラルなインテリアやグリーンとも相性が良いので、特に若い世代へのアピールにもなります。
賃貸物件は初見や写真映りも気になるので、思い切って「かっこいい」に振れるのも賃貸だからこそ。
造作風の洗面台
水廻りも内見の時に気になるポイントです。清潔に使えれば十分なところですが、ちょっとの工夫で造作風にしてあげると可愛い洗面スペースに!
さらにどのような方が住んでも良いように、お手入れがしやすいのもポイント。背面が立ち上がって水ハネに強いLIXILのピアラのキャビネットは、造作風洗面台によく使います。
自由度のあるキッチン
こちらの対面キッチン。もとは壁を向いた配置でした。2100㎜とコンパクトながら引出し式収納で、家族とお話したり外の景色を眺めながらのキッチン仕事は楽しそう。
対面キッチンにすることで背面の収納スペースがたっぷり取れます。ここは賃貸だからこそ、造り込まずに空間として開けておきます。冷蔵庫のほかにお手持ちの食器棚や家電収納でお好きに構築して頂きます。
もちろんその分のコストはかかりません。
オープン収納
こちらのお宅では玄関ホールにオープンの棚板を付けました。最近の若い方はモノを見せながら収納するのがとても上手。
渋谷と代官山の中間にあるこちらの賃貸ではファッション感度の高い方が選ばれる可能性も高く、下足入も扉がない棚板にしました。
コストを削減しつつ、棚そのものがインテリアの役割でメリットになるのも賃貸だからこそ。
間仕切り引戸
私たちが携わる賃貸物件で多いのは40~50㎡台のお宅。家族構成的にはカップル~お子さんが一人までのイメージです。
そうなると1LDKか2LDKが望ましい。そこでよく行うのがこの形。
間仕切り戸を開ければ広々1LDK、閉めれば2LDKになる形です。
お子さんの有無やリモートワークの可能性などにもフレキシブルに対応できるのは、住む方の人数が見えない賃貸だからこそ有効です。
以上、賃貸「だからこそ」有効と思われる設備をご紹介しました。
これらは普段のお客様宅でも採用しますが、賃貸ではよりいっそう近隣の競合物件との差別化を意識する点が違うところかなと思っています。
マスターアートではお身内の所有していた部屋を相続されてお困りの方などに、資産価値をお調べする所からお手伝いしています。
ぜひご相談下さいね。
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