じわりと人気上昇中!?
近頃、タイルが人気です。
浴室では、ユニットバスがマンションの主流になって以降、タイル仕上げの壁や床は
樹脂製のパネルに移り変わりました。
キッチンの壁も、目地が汚れるのを嫌われて、キッチンパネルという
目地のないツルッ、スベッとした仕上材がいつのころからか好まれるようになりました。
それがここ最近、お客様と仕様のお打ち合わせをしていると、
「タイルのお風呂がいい」
「キッチンにはタイルを張りたい」
というお声が多くなったのを感じます。
数ある素材の中でもタイルは大好きなので、私もお客様とうんうん唸りながら選びます。
水まわりだけでなく、
玄関やリビングのアクセントに積極的に取り入れてみてはいかがでしょう?
先日、以前勤めていたリフォーム会社でお世話になっていたタイル屋さんと
久しぶりに話す機会がありました。
テレビチャンピオンのタイル職人王選手権にも出場歴のある、若きスペシャリストです。
(若きといってもお子さんは成人してますが・・小学生のパパくらいに見える)
「タイルをさ~、タイルの良さを、僕はもっと広めていきたいんだよね~!!!」
目を細めて熱く語っていました。
新素材におされて、かつては当たり前だった場所から姿を消しつつあったタイル。
でも、タイルには独特の質感と、目移りするほどたくさんの種類、デザインがあります。
オンリーワンの空間を演出するにはもってこいのアイテムです。
タイルは素地材質別に以下のように分類されます。
磁器質タイル
特徴・・・素地は透明性があり、緻密で硬く、叩くと金属性の清音を発する
破砕面は貝殻状を呈する
焼成温度・・・1250℃以上
吸水率・・・ほとんど吸水しない(1%以下)
釉の有無・・・施釉、無釉
せっ器質タイル
特徴・・・磁器のような透明性はないが、焼き締まっており吸水性が少ない
土ものタイルはこの区分に入る
焼成温度・・・1200℃前後
吸水率・・・やや吸水する(5%以下)
釉の有無・・・施釉、無釉
陶器質タイル
特徴・・・素地は多孔質で吸水率が高く、叩くと濁音を発する
焼成温度・・・1000℃以上
吸水率・・・かなり吸水する(22%以下)
釉の有無・・・多くが施釉
土器質タイル
特徴・・・素地は有色、多孔質で吸水率が高い
焼成温度・・・800℃前後
吸水率・・・かなり吸水する(大)
釉の有無・・・多くが無釉
※施釉/タイルなど焼き物の素地表面に釉薬を施すこと。
無釉は施さないこと。
リノベーション・マンションリフォームのマスターアート リノスタイル社長日記