すきなものはいつまでもすき

師走に入って早10日過ぎ・・・
今年の手帳の最初のページに書いたいくつかの目標を見直してみたらば・・・
一個もクリアできてないやん!!!!!
(けして高い目標ではないのですが・・・・・・・

来年の手帳には目標を書かないでスタートを切ろう、
そう決意したのでした。

さて、1970年代にこども時代を過ごした私ですが
この仕事をしていなければ、していたと思われるのが
絵本関連の仕事
小学校高学年のころには絵本作家になりたいなと思っていたことも。
今も絵本の古本屋さんに入り浸るのは大好きですし
図書館でもなつかしい絵本がないかと探してしまいます。
そこで、、、
こども時代に影響を受けた絵本10選をご紹介

白雪姫と七人の小人たち
まずはこちら。
「白雪姫と七人の小人たち」 
グリム再話 ナンシー・エコーム・バーカート絵 八木田宣子訳 富山房
言わずと知れた物語ですが、絵の描写、表現力にこども心に圧倒され隅々まで飽きずに眺めた思い出が。
ちょっぴり不気味なラストシーンも忘れられません。
しろいうさぎとくろいうさぎ
「しろいうさぎとくろいうさぎ」
ガース・ウィリアムズ作・絵 まつおかきょうこ訳 福音館書店
これは母が読み聞かせてくれた思い出があります。
結婚ていいな、なんてフワリ憧れたりしました。
かたあしだちょうのエルフ
「かたあしだちょうのエルフ」
おのきがく作・絵 ポプラ社
デフォルメされていない動物たちを版画で表現しているこの絵本は
ストーリー自体、なんとも胸に迫るものがありまして
自己犠牲という観念にはじめて触れた絵本かもしれません。
エルフが一本の木になるラストが衝撃的すぎます。。。
わたしのおふねマギーB
「わたしのおふねマギーB」
アイリーン・ハース作・絵 うちだりさこ訳 福音館書店
アイリーン・ハースも様々な美しい絵本を書いていますが
この絵本は小学生のころ、年下の友達が小脇に抱えていたのを見かけ
その表紙の美しさに心奪われて図書館に借りに走ったのが出逢いです。
娘達が生まれてから古本屋で手に入れ、いまや彼女たちの10選にも必ず入る一冊です。
主人公マーガレットが船のキッチンで作るおいしそうなお料理にとろけそうになります。
まりーちゃんとひつじ
「まりーちゃんとひつじ」
フランソワーズ作・絵 与田準一訳 岩波書店
小ぶりな岩波の子どもの本シリーズもだいすきでした。
この本も、母に何度も読んでとせがんだ一冊。
繰り返される文章がこどもの耳には心地いいのですが、大人はたいへんだったかも・・・
まりーちゃんの大親友、ひつじの“ぱたぽん”がいい味出しています。
まりーちゃんシリーズはほかにも数冊あって、あひるの“までろん”が登場したり、
印象的なネーミングがハマりポイントでもありました。
はじめてのおるすばん
「はじめてのおるすばん」
しみずみちを作 山本まつ子絵 岩崎書店
3歳?のみほちゃんがはじめてひとりでおるすばん。
幼児のスリルに満ちた心境を丁寧に描いていて、いっしょになってドキドキ・・・
ママがおみやげに買ってきてくれたプリンを食べるときのみほちゃんの笑顔にほっとし
かならずプリンが食べたくなるのでした。
ラ・タ・タ・タム
「ラ・タ・タ・タム -ちいさな機関車のふしぎな物語-」
ペーター・ニクル作 ビネッテ・シュレーダー絵 矢川澄子訳 岩波書店
これは表紙から受けるふしぎ感に惹かれて図書館で借りた一冊。
ストーリーそのものよりもシュレーダーの絵を眺めるのがすきで、画集のような印象で心に残っています。
ふしぎさを引き立てるタイトルは、機関車の走る音なのです。
どろんこハリー
「どろんこハリー」
ジーン・ジオン作 マーガレット・ブロイ・グレアム絵 わたなべしげお訳 福音館書店
限られた色数の絵は、こどもが安心して楽しめるやわらかいタッチで
ハリーを囲む一家もほのぼのファミリーで、結末がわかっていても何度も読みたくなるようなお話。
シリーズで「うみべのハリー」もたのしいです。
スザンナのお人形
「スザンナのお人形/ビロードうさぎ」
マジョリー・ビアンコ作 高野三三男絵 石井桃子訳 岩波書店
こちらもまりーちゃんシリーズのある岩波の子どもの本から。
名訳者、石井桃子さんの文章と、外国のお話なのに日本情緒あふれる画風・・・
深い教訓がやさしく盛り込まれたほんとうに深イ~忘れがたき一冊。
2編のお話が入っていてどちらもだいすきでした。
自分の人形やぬいぐるみにスリスリしたくなったものです。
ぎんいろのクリスマスツリー
「ぎんいろのクリスマスツリー」
パット・ハッチンス作・絵 わたなべしげお訳 偕成社
最後はクリスマスにまつわるこの絵本。
独特の絵はなんとも外国風で、輸入菓子を食べるときのような高揚感を覚えました。
登場する動物たちのなんともいえない品の良さもひとつの味わい。
これも大人になってから古本屋で再会して迷わず購入、娘達も読み継いでいます。

すみません・・・自己満だとわかっていても、好きな世界のことは語りたくなるんですよね・・・
ご静聴ありがとうございました!
お子様のクリスマスプレゼントに、いついつまでも心に残る、良質な絵本はいかがですか?

Yuka.I
 

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